ドラマチックな音楽にマミちゃんのアナウンスが被り、なかなか期待が出来る始まり。舞台にはマミちゃんがセットの螺旋階段に、トレンチコート姿の背を向けて立っていて、暗示的なモノローグが流れます。うん、つかみはOKだっ!曲はマイナー、セットは中央の螺旋階段と脇の階段。(花組の『ロマノフの宝石』風)。矢代鴻さんのソロ、さすが上手い!物語は檀ちゃんルシルが義兄のエドアール(嘉月)とともに姉のアデルを探しにパリに来るところから。ケロちゃんのベルジェスは何だかウラがありそうな感じ。
マミちゃん再び登場。主題歌(座談会で拍子の取りにくいって言っていた難し目の曲)を歌う。(一部)トレンチコートの下、えんじ色のスーツかな?(忘れた…)激しい曲に変わってアツの歌。エンビの紳士が踊ってすっごくカッコイイです!衣装もみんなオシャレ、照明も抑え目でいいし、曲もカッコイイ!“大人の月組”って感じ。
続いてイヴ(マミちゃん)はナチ将校姿で登場〜!黒の軍服に帽子、サマになってます。リカちゃんのアリオン、妖し〜い!降霊術について語ります。檀ちゃんアデルは黒のドレスが色っぽい。
ここでまた主題歌。一度じゃ覚えられないわ〜!着メロ作成も難しそう…。でもいい曲でした。眉間にシワ系の表情が似合う、マイナーな美しいメロディーライン。
やっと明るい場面。タニくん中心にパリを讃える歌。西条三恵ちゃんのショートのカツラが可愛い。ガイチくんのソロもあります。ガイチくんはスーツ姿。ゆらちゃん(お帰り〜!)の仕事を引き継ぐらしい。2人でイヴについてあれこれ。あひちゃんの“フランシスコ・ザビエル”みたいな襟巻きは何なの〜?
マミちゃんはヤバイ仕事をしてるらしく、マフィア絡みで密入国を手伝っているらしい。アツのマフィアのドンの娘っていうのがピッタリ!赤いスーツでカッコイイ。イヴとデュエットダンスとラヴシーンがあります。イヴの冷たい素振りがたまらなーい!無表情でアツの手を振り払ったり。正義感の強いガイチくんは納得いかない様子。マミちゃんは何をしても捕まえられないらしい。
イヴの影が出てくるあたり、ホント、ロマノフっぽいわ〜。マミちゃんは陰のある男、って感じ。「未来を捨てたんだ…」なんて、カッコイイセリフ〜!アツが迫ってもびくともしない。アデルってこんなに思われて幸せね〜。マミちゃんの哀しい歌がいい!イヴはとても複雑な環境の中にあり、この辺りでもう分からなくなった。ゆらちゃんとのラヴ・シーンもあります。でも心がこもってないキスらしい…。おいたわしや。
ルンパちゃんの警部姿ってよく見るなぁ。WSSも、ノバも!おおっ!警察2本立てかぁ〜。
アデルの幻、白い衣装にヘッドドレスが可愛い〜!これもアリオンの見せる悪夢なのね…。幻想的なダンスナンバーがあり、触ろうと、抱きしめようとするとスルッと擦り抜けちゃうのよね。リカちゃんの歌がカッコイイ!でも何だか哀しい場面です。またまたマミちゃんが嘆く歌。ここ、リカちゃんとの銀橋での掛け合いの歌があって、黒ひーのマミ・リカ再び!って感じでイチオシです!曲もドラマチックで、ホントにカッコイイ!この2人が揃うと何て豪華なの!思わず大拍手だった!
檀ちゃんルシルはアデルに生き写しらしい。仲間もビックリ〜。結構歳の離れた姉妹みたい。こもちゃんもマミちゃんが好きらしく、イヴとルシルが会うのをイヤがってた。モテモテなのね〜。それにしてもイヴってやる気ない…。抜け殻のよう。
タニくんはチンピラなのね。黒スーツにオレンジのインナー。きりやんのハンチング姿が可愛い。何故かケロちゃんも関わっていて、ここでまた???うーん、難しい話…。資金提供を持ちかけ、タニくんに何か依頼するんだけど…?
とうとう出会ってしまったイヴとルシル。デュエットダンスを散々踊っておきながら「知っている人に似ているので…」だって。でもマミちゃん冷た〜い!「アデルを殺した」なんて!意地悪〜!
話は過去に戻り、イヴはアデルに「2人でパリを離れよう」と誘います。でもマミちゃんがちょっとアジトを出た隙に…。ここ、マミちゃんがアデルに「待ってて」と言い残す場面、この1カ所だけだったと思う。マミちゃんがちょっとだけ笑ったの…。あとは全編通して難しい顔してます。このちょっとの笑顔がいいのよね〜。檀ちゃんの綺麗な歌声が余計に哀しい…。でもここでアデルに悲劇が。そしてとどめを刺すのは『うたかた』に続き、マミちゃん自らだったりする…。も〜この辺り、やりきれないわ…。螺旋階段の中程、グッタリした檀ちゃんは『皇帝』のネロの死に様に似た格好。頭に血が上りそう〜!
イヴの周り、マフィアやタニくん、ケロちゃんが絡んでますます分からない…。おまけにエドアールもイヴを憎んで?いるの?ルシルとの長いセリフのやりとり、暗くて抽象的でよく分からない。イヴは過去に囚われすぎていて、ホントしょうがない人。ルシルはひたすら前向きで明るくて、これでちょっとイヴも心を開いたのかな?長くて抽象的なので、セリフ大変だったんだろうな〜と同情した。それにしてもマミちゃん、暗い〜!
“黄泉の結婚式”とある場面、仮面を付けた水沢葉月ちゃん扮する花嫁が怖い…。ここがオルフェウス伝説なのかな?そしてエドアールはイヴを撃ったの?リカちゃんは黄泉の国へ誘惑してるの?タニくんは何をやったの?イヴは“生きていくこと”を選んだのかな…。
過去を背負っていく決心をしたイヴ。アデルのこと、何とか納得したようだ。ラストはガイチくん、矢代さん、リカちゃんの歌。たくさんの???を残したまま、何となくちょっとだけ前向きになったような暗示的な終わり方だった。「えっ?もう終わり?」と言っていた人多数。私は座談会で予備知識があったので、まぁこんな感じだろうと思っていたけど。マミちゃんは歌うことなく、緞帳が降りた舞台を背に、下手の花道に消えていくのだった。うーん、孤独のヒーローなのね〜。
まぁとにかく、雰囲気はOKです。オシャレな雰囲気と衣装、シンプルでセンスの良いセット&盆、ダークな色調、照明、マイナーだけど美しいナンバーの数々、迫力ある群舞などなど、作品の持つイメージを楽しんで下さい。マミちゃん、檀ちゃんは着せ替え人形状態だし、リカちゃんのマントさばきも見れる。下級生、脇役に至るまで、衣装がとても素敵だし。…でもあと何回か観て、ちゃんと話を把握するぞっ!何せ初日だもの。きっとこれから変更点などもあって、ますます良くなっていくのでしょう。