ゼンダ城の虜
月組大劇場公演初日 00年9月29日(金)

 とにかく綺麗!マミちゃんがいなくなるのは宝塚史上(特に宝塚“ビジュアル系”史上)最大の過失では?!と思うほど、匂い立つほどに美しかった〜!もうこれだけで満足!
 中日スポーツ紙にも見出しが『真琴つばさ軍服姿 男役の色気振りまく』とあり、人気トップスター真琴つばさが軍服姿に身を包み、男役の色気を振りまいたとあります。その通りでございます。
 …ま、この一言に尽きる!(苦笑)

 衣装はあまり詳しくないので真相は不明ですが、全部新調では?来年同じ作品でお披露目をする誰かさんのためのものかと思うと腹が立つほど、美しい衣装ばかり!そして着替え多し!(エルドを思い出してね)
 そして私と友人が共にぶっ倒れた黒エンビもあります!シルクハット、マントを脱ぐとそこには…黒エンビ!何故ここに黒エンビが必要なの?って感じで、おそらく我々ファンへのサービスか、マミちゃんが脚本を替えたのだと思います。なーんてね。(プログラムを読んでね。脚本が早く仕上がったらしく、マミちゃんもアイデアを出したらしいので)ショーの衣装があちゃー!だった私は芝居の衣装をイチ押し!
 どれもこれも美しいが、紫の私服(?)は地模様がちょっとハデかも。ラストの王様を助けるシンプルなベストにピタパンが、色もシックっつーか地味なんだけど、マミちゃんのスタイルの良さが際立つ衣装!どーでもいいが、母国に帰るただの英国貴族が何故あのような軍服姿なんだろーか?サービスか?(ありがとう♪)

 どの場面もマミちゃんって完璧な美しさなのよね。寝ぐせっぽい乱れのないヘア、汗を綺麗に抑えた肌、いつも場面に合った口紅。そして気合いの入った立ち姿!軍服着るならシャキッとしなくちゃね!特にあの肩幅は最高です。いや、骨ばったあの手も効果大!宮廷ものとあり、一瞬、「バラ騎士みたくロココだったらどうしよう…縦ロールのヅラとかエナメル靴とか…」と不安がよぎりましたが嬉しい誤算で、全部地毛!原作では赤毛の設定だったけど、一応明るめの茶髪って感じかな?金髪×ピンク口紅のトニー絶賛派のワタクシはかなり好きなヘアです。

 他の出演者の衣装もみんなキレイな軍服で文句ナシ。檀ちゃんはお姫様だけあって、どの場面も豪華!ラストの別れの場面のドレスはイマイチだけど…。お出掛け着の檀ちゃんはやんちゃなお姫様っぽくてヨイです。特筆すべきはアントワネット役のコモちゃん。いい衣装ばっかりだぞーー!…ていうかめちゃめちゃ美味しい役だった。ユラちゃんは着たきり、いやそんなことないか、女官だから地味〜な服なのにっ!可愛いウサギちゃんもとい、女官さんたちも可愛い子ちゃん揃いなのにエプロン付きメイド衣装か…。でも可愛いから許す。この作品、娘役の役がなくてかなり悲惨。

 ストーリーは単純な痛快冒険活劇(剣劇)です。三銃士やモンテクリスト伯が好きなウチのオヤジ向けかも。笑いあり、恋あり、戦いあり。華やかでいいよ。お正月公演にピッタリ!(笑)『WSS』トゥナイトみたいな三重唱もあるし、盆はグルグル回る。そういえば芝居にしては珍しく、セリも使ってます。隊列やセットがキレイで、一度は2階からも観て下さいね。

 原作が悲恋だったので、イチャイチャシーンがもっと観られるかと期待したけど、軽〜いキスだけなんて!『ヴェネチアの紋章』並みと予想してたのに…。消化不良…。ずるずるべったりと長々お願いしたかったわ。“ロマンス”と銘打ったんだからさ。キムシン先生は愛情表現が淡白なんでしょうか…?『バラ騎士』では濃厚なやつ頼む!“赤ずきんちゃん”やら“誓いを破ろう”みたいな、こっちが赤面するやつね!

 戦闘シーンは黒ひーの勝ちでしょうか。マヤさんのヨーヨーみたいな鉄球は弱そうだ…。(今回、マヤさん大活躍!サヴェリーィチの亡霊が見えたような気がしたが…。相手役はマヤさん、って感じ!)マミちゃんは何故か2刀流(短剣)。この剣といい、ショーのもちものといい、慣れた手さばきはあの方のこだわりゆえ、かと…。クルクルしちゃって、手先が器用なのね。(何回かは落とすとみた!)戦闘シーンの目玉はやはり!側転でしょうか?『LUNA』では選ばれし者しか観ることができなかった貴重なアドリブ、側転!側転術を見込まれてとうとうレギュラー入りしたのね。それにしてもどんな動きでも、マミちゃんはスリムさゆえか軽やかで、他の人ももうちょっと頑張ってね〜!走ったり歩いたりの姿のキレイな人だ。

 セリフは退団を意識したようなものも。(まだ早いっちゅーに!)ま、深読みですが。劇中のものは原作通りとはいえ(「僕は行かなければならない」)、ラストのあの一言はいらないんでは…。心臓をギュッと掴まれたような気が…。覚悟してね!あんな大声で堂々と宣言されるとツライのよ〜!

 ところで、キムシン先生がNYで学んだのはもしや…あのオペラチックなカーテンっつーか真紅の幕だろうか…?オペラやバレエを感じた私。


| back |