五条川日記  平成10年7月26日

午前5時30分
父と自転車で自宅を出る。
ジョギングや散歩をしている人が多い。
あいさつするのに少し勇気がいる。
でも、みんなあいさつしてくれてうれしい。
曇っていて雨が心配だ。
午前6時00分
自然歩道の大口町と江南市の境に着いた。最初の橋で、散歩をしていたおじさんが、橋の名前を「白木橋」と教えてくれた。

午前6時30分
五条大橋では、トンボがたくさん飛んでた。
草の中に、青いゴミ袋が2つ置いてあった。
雨が降ってきた。
午前6時40分
大之瀬橋の脚には、ジャンボタニシの卵がいっぱい付いてた。
川の中の生き物を調べようと、タモで石を拾おうとしたが、川の流れでうまく拾えない。
 

午前6時50分
西川原橋で川をのぞき込んでいると、散歩していたご夫婦に声をかけられる。
「昔はきれいでみんな泳いでいた」とか、「今年はカワウが、小魚をみんな食べてしまった」など、いろいろな話を聞かせてもらった。
奥さんは「もう少し早い時期だと、母親の後ろをついて泳ぐカモのヒナが見れ、ヒナがいるときは、毎日見ないと心配」といっていた。

 

午前7時10分
堀尾跡公園に着いた。
ベンチでおにぎりを食べる。
八剣社でおさい銭を入れて、自由研究がうまくいくようにお願いする。
効果抜群、雨がやんだ。
午前8時00分
秋葉小橋に移動する。
中洲があるところには、ハグロトンボがたくさん飛んでる。

午前8時20分
まだ、ヨシヅヤ開いてないよ。
「お昼は」って話してたのに、すごく早い。
対岸がツタで覆われてきれいだ。
桜塚古墳へ移動する。
小高い古墳の上に桜の木が何本か植えられ、古墳の前には、その言い伝えが書いてある。
 
 

午前8時50分
五条橋に水神の碑があった。
今日初めて、つりをしている人を見つけた。
大栄橋の上流は、桜の枝が長く伸び、トンネルを作っている。
桜が咲くとステキだと思った。
大きなコイを2匹見つけた。
 
 
 

午前9時50分
文化財収蔵庫に寄る。
2階に上がると、大口町で見つかったやじりや土器が、たくさん展示してあった。
五条川の名前の由来や遺跡、古墳、大久地城(小口城)など、いろいろ教えてもらった。
五条川の桜は初め、春と秋に楽しめるように、紅葉と交互に植えられたのに、紅葉はほとんど枯れてしまったそうだ。 
 

午前10時50分
コンビニで、おにぎりとジュースを買って、新田橋から始める。
午前11時30分
樋田橋から上流の住宅は、五条川沿いの塀に花を飾り、とてもきれいだ。
天神橋の橋の下でコサギを見つけた。
小魚を狙って水の中を歩き回っていた。
 
 

午前11時55分
大口北小学校のプールの横に、大久地城(小口城)のことが書いた看板がある。
ここから、小口城址公園の工事現場(平成11年3月完成)へ移動した。
午後0時00分
物見やぐらは、カバーがしてあったが、これは、本当は2階建てくらいの高さだったけど、見晴らしをよくするために、昔より高く作っていると収蔵庫で聞いた。

午後0時20分
小口神社に寄って、白山神社へ行った。
この神社は全体が大きな古墳の上に建っている。
ふれあいの森で昼食にした。
ここにも2つ古墳があった。
午後0時50分
大口北小学校にもどる。
川の中の小石を何個か拾ったけど、何も付いていない。その代わり、ヨシノボリの稚魚がタモに入った。

午後1時10分
六部橋には、水神と入鹿切れの碑があった。
次の万願寺橋までは毎日の通学で使っている道だ。
六部橋の上流は水深が浅く、水草がとても多い。
大口橋には、五条川改修記念碑があった。
ここで五条川と木津用水が合流して、五条川、新木津用水、合瀬川に分かれる。
柿野橋を渡ると、自然歩道の両側に桜並木が続き、とってもステキだ。

午後1時40分
国道41号線の下をくぐると、護岸は草に覆われ、中洲がたくさんある、自然の姿をした五条川が流れていた。
大きなコイがたくさん群れて泳いでいた。
今日2人目のつり人を見つけた。
東保育園の辺りまで来ると、自然歩道と田んぼの間に、ヌートリア(大型のネズミ)避けの緑のネットが張ってあった。川の半分以上に草が生え、いろいろなものが住んでいてもおかしくないと思った。山がとても近くなった気がする。

午前2時00分
河北橋でつりをしている男の子を見つけた。
あともう少し、でも暑い。
郷前橋の手前で、ふしぎな鳥を見つけた。
水浴びをしたハトか、キジの子か。
川と反対に走って逃げた。
午後2時20分
最後の橋、富士見橋に着いた。
自然歩道の大口町と犬山市の境を確認した。

午後3時20分
自宅にもどった。