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| 渡部良夫先生、名古屋掖済会病院院長に鉄槌を下す | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 不整脈学の世界的権威、渡部良夫(わたなべよしお)先生が、「名古屋掖済会病院の暴挙」を重く見られて、社団法人日本海員掖済会名古屋掖済会(えきさいかい)病院馬渕千之院長に手紙を出されました。先生の正鵠を射た名文をじっくりとお読み下さい。事件の重大性がくっきりと浮かび上がります。 渡部先生は1925年生まれで現在78歳。慶應義塾大学医学部をご卒業後、米国フィラデルフィアのハーネマン医科大学準教授、名古屋保健衛生大学(現藤田保健衛生大学)総合医科学研究所心血管学研究部門および内科学教授、豊田地域医療センター院長を歴任され、現在、名古屋徳州会総合病院顧問、藤田保健衛生大学名誉教授、英国心臓学会国外名誉会員、ポルドガル心臓病学会名誉会員の要職をつとめられています。 ご壮健な先生は、今なお日本はもとより世界各国で循環器を中心とした内科学の講演をされています。時には2日間で12時間にも及ぶ講演を立ちっ放しでなさいます。 先生はご専門の内科学の臨床、研究の激務にありながら、早くから「脳死」臓器移植の非人道性を憂い、社会に警鐘を鳴らしつづけておられます。 1999年2月27日には、わがナゴヤNO脳死の第1回講演会で講演され、会場一杯の聴衆と報道各社の人々を感動させました。以来先生は、ナゴヤNO脳死の顧問を引き受けて下さり、多くのご教示の上、今日に至っています。 先生が少年時代よりの信念とされる ナオ 「自ら省みて縮くんば(正しければ)、千万人といえども吾往かん」 をナゴヤNO脳死は大切な教えと考えています。 先生のお手紙のあとに、先生が発表された「脳死・臓器移植関係の著書・論文」のリストを載せました。先生の足跡を垣間見る参考にして下さい。 参考文献 渡部良夫監修「異議あり!脳死・臓器移植」天声社刊 2004年1月 ナゴヤNO脳死代表 五島幸明 |
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[ 渡部良夫先生から名古屋掖済会病院馬渕千之院長への手紙 ]
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《 脳死・臓器移植関係の著書・論文 》
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| [ 五島幸明から名古屋掖済会病院馬渕千之院長への手紙 ] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 名古屋掖済会病院院長 馬渕千之先生侍史 2004年2月10日 ナゴヤNO脳死代表 五島幸明 拝啓 残寒の候、先生にはますますご健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます。 さて、渡部良夫先生が平成16年1月3日付けで先生に出された手紙に対して、佐竹立成副院長が1月19日付けで、返事と称する手紙を渡部先生に送られました。日本国内のみならず国際的に活躍される渡部先生は、この手紙を1月26日に手にされました。内容は以下の通りです。 [ 名古屋掖済会病院佐竹立成副院長より渡部良夫先生への手紙 ](下線は五島)
「案の定、逃げの一手で卑怯な返事と言わざるを得ません。私の名前も誤記しており、お粗末です」 とご立腹の上、後の処理をナゴヤNO脳死顧問の立場から、代表である私に託されました。そこで私が先生にお手紙を差し上げる次第です。 渡部先生が院長の馬渕先生に出された手紙に、何故先生ではなくて、佐竹副院長が返事を出されたのでしょうか。著しく礼を欠いた行為に思われますが、如何でしょうか。 また佐竹副院長の手紙の内容は、以下の理由で失当です。 @ 3か所にわたって誤字があること 「渡部先生」の姓を「渡辺」、「過程」を「課程」、「遅れました」を「送れました」と、間違えておられます。短い文章に3ヶ所も誤字があるのは、尋常ではありません。特に渡部先生の姓の字を間違えるとは何事でしょう。佐竹副院長は余程狼狽されたのでしょうか。それとも渡部先生を余程軽んじられたのでしょうか。いずれにせよ看過できない失態です。 A 回答を拒否したこと 渡部先生は、回答を拒否することの無責任性を、予め理を尽くして諭されました。しかし、佐竹副院長は渡部先生が諭されたことを無視して、 「回答、弁明をすることは控えさせていただきます」 と記されました。はたして弁明できる内容があるのでしょうか。ないにもかかわらず、あたかもあるかのように装っておられるだけではないでしょうか。渡部先生が手紙で展開されたご意見を否定して、「脳死」臓器移植を肯定できる論があるのなら、是非とも開陳されるべきです。 B 拒否の理由に偽りがあること 佐竹副院長は、 「当院は臓器提供施設になるか否かの全職員を対象にした討論会を過去2回開き、2回の意向調査を行いました」 と主張されていますが、事実ではありません。実際に討論会が開かれたのは、1999年2月18日の1回だけでした。しかも反対意見の発表者は私のみで、15分しか陳述を許されず、討論とは程遠い内容でした。また意向調査も同年5月27日に1回行われただけで、全職員907名中賛成497名と、55%の賛成を得ただけでした。にもかかわらず病院執行部は「過半数をこえたから合意を得た」と結論づけたのでした。 そもそも病院執行部は、1998年8月に意向投票という目的を示さないアンケートを実施し、全職員863名中338名の賛成しかなかったのに、「少なくとも半数以上の職員が臓器提供施設になることに反対しているわけではない」と強引に結論づけて、臓器提供施設となることを決めたのでした。この決定に私が異を唱えつづけて、ようやく討論会が1回だけ開催されましたが、結局はアリバイ作り的討論会でしかありませんでした。 この間の経緯は、先生もよくご存知のはずです。詳細はかつて私が先生に謹呈し、貴院の図書室でも購入された拙編著・風媒社刊「持ってはいけない!ドナーカード」の中の「名古屋掖済会病院の『合意』」(p.24〜p.28)に記してあります。 以上のことから副院長の手紙は、渡部先生に対する無礼を重ね、かつ偽りをもって瞞着しようとした、と断ぜざるを得ません。病院は、治療に徹すべき患者を「脳死」判定し、臓器を摘出させたことによって、大切な何かを失ってしまったのではないでしょうか。 不躾な言葉の数々をお詫びしつつ、衷心よりお願い申し上げます。先生ご自身の手になる謝罪と回答を渡部先生にお送り下さい。さらにナゴヤNO脳死の質問書への十全なる回答をナゴヤNO脳死にお寄せ下さい。そして二度と「脳死」臓器摘出をしない、という約束をして下さい。 末筆となりましたが、先生のご健康をお祈り申し上げます。 敬具 |
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| ◆全国のみなさんからの抗議 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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