「北の国から」 2018 秋


9月末 初雪と紅葉の大雪山旭岳を夢見て北の国へ行ってきました





 「今宵の宿」

初日は、旭川空港から旭岳ロープウエイのすぐ近くにある「旭岳温泉ホテルベアモンテ」へ









 「夕照の旭岳ロープウエイ」

宿について夕食までにはまだ時間があったので近くを散策していると、いきなりの絶景が展開した
コンパクトデジカメで気軽に試し撮りの散策気分で出かけたので、油断としか言いようのない始末
二度とお目にかかれない素晴らしい夕照の艶姿。 まあー!撮れただけでも良い記念になりました








 「北のロマン」


絶景は夕照から夕焼けへ、そして残照へと驚くほどいつまでも続いた
まさかこんなにも奇麗な夕焼けがいつまでも続くとは予想しておらず、そのうちに終わるだろうと思っていたら
いつまでも続き、彩が刻々と変化していく、まさかの景色を宿の窓を開けていい加減に撮っていたのだが
今してみれば外に出てもっときちんと撮っておけば良かったと思う








 「燃ゆる残照」

夕照から残照へまるで森林が燃えているようです
この後もさらに上空の雲が紅に染まるなど絶景は躍動し続けた









「美味ステーキ」


今宵はバイキングですが、ステーキ券を一枚づつ頂いてシェフが目の前で焼いてくれるステーキを
いただく。 旅行中これが一番美味しかったでーす









 「早朝の湿地」

ロープウエイ乗り場の周りには湿地帯や小川が流れていて、早朝には水蒸気が立ち昇る
朝の霜を期待して撮影に出かけたのだが、冷え込みは左程なく霜は降りていなかった
濃霜が降りたり、冷え込みが厳しければ霧氷も期待できる場所だと推測できる








 「ダケカンバ黄葉」


ロープウエイ乗り場の駐車場近くには黄葉した山林が迫っている、ダケカンバの葉は台風の影響で飛んでしまったようです








「搭乗口」

さて今回の旅の一番の目的である大雪山旭岳へ出発、初雪に紅葉を夢見てやって来たのだが物事そんなに
上手く行くはずもない、しかし期待ばかりが大きく膨らんでしまう。
宿の人に今年の山頂付近の紅葉はどうですか?と尋ねたらナナカマドの葉が風で吹き飛んで良くありませんね
との事、台風が来たから仕方ないかー









 「窓から絶景」

ロープウエイの車窓から眺める黄葉は、光と影が織りなすコントラストも相まって素晴らしい








 「ついに来たぞ旭岳」

確かにダケカンバなどの紅葉樹は葉もなく、降雪もなく期待した絶景とはいきませんでしたが
気象の条件が良いのか、噴煙が流れてくる雲と統合してダイナミックな躍動を展開してくれた
天候も晴れたり曇ったりで、その気候が光と影の素晴らしいコントラストを演出した









「記念写真」

来たぞ大雪山旭岳・・・と言ったところです








 「活火山」

旭岳は、晴天で山容全体が見えてしまうとあまり格好のいい山ではありません(失礼)。しかし今日は流れ込む雲と
噴煙が躍動し、山頂付近の雲が取れ始めると素晴らしい活火山の山容を現した









 「記念写真」

大雪山旭岳に感謝しながら、セルフタイマーで記念写真撮りを楽しむ
いつの日か一人で心行くまで大雪山を闊歩してみたいものです








 「層雲峡・大函」

断崖絶壁が奇麗な大函(おおばこ)と言われるところです。 旭岳から今日は阿寒湖の宿まで行かなくてはいけません
その途中に前回来たことのある思い出の景勝地、大函に立ち寄ってみました








 「大函にて記念写真」

柱状節理がそそり立ち、川が流れていてもっと紅葉したら絶景間違いなしです








 「大函にて記念撮影」

 あらー!こんなところにスターが・・・大いなる勘違い








 「ほっかい道ーはでっかい道ー」


北見での光景です、何だか良く分からなかったので降りて見てみると、全部玉葱です
北見の広大な畑では延々とこの光景が続きます、誰がこんなに玉葱食うんだってくらい








 「相生線」


なんの考えもなくトイレにも行きたかったし休憩を兼ねて道の駅「あいおい」に偶然立ち寄る
道の駅裏には配線となった相生線が現状保護されていて、廃止された客車キハ22などが停車されていた
どうやら鉄道マニアには聖地らしい、私たちは何も知らずに偶然立ち寄っただけであるが
見たり触ったり、写真撮ったりできて本当に旅の良い思い出となりました










 「旅のロマン」


駅舎もあって線路もあって電車や貨車も現存している。配線されたその時そのままがタイムストップしたようだ
こんな光景を目の当たりにすると 「これでいいのか日本」 を実感する


相生線は、日本国有鉄道が運営していた鉄道路線。北海道網走郡美幌町の美幌駅で石北本線から分岐し、
同郡津別町の北見相生駅までを結んでいた。1980年の国鉄再建法施行により、
翌年9月に第1次特定地方交通線に指定され、1985年4月1日に全線廃止となった









 「夢を乗せて走れ」

鉄道のことはよ知りませんが、国鉄24系客車か? この車両は中もきちんと整頓されていて自由に無料で誰でもいつでも
車中で泊まれるので驚きです。 なかには布団もあります なんちゅう北の大地の大らかさ









 「阿寒湖」

今日のお宿「阿寒遊久の里鶴雅本館」から阿寒湖の景色です

ここの温泉は最高で、いくつもの湯が楽しめます。 中でも屋上の露天風呂で阿寒湖を愛でながら湯につかるのは最高です








 「アイヌコタンの夜」

何だか良く分かりませんが、夜松明をもって街を歩きアイヌコタンまで行進する催しがありました
アイヌ民族の舞踊も会館で楽しむことが出来ました。 アイヌの民族楽器 阿寒ムックリを購入して遊んでいます









 「コタンを散歩」

早朝シカが出没していないかと徘徊してみたが、何も動物には巡り合わなかった
昔、来た時には道端の草を食んでいるシカを見かけたので、もしかしたらと思ったのですが、静かなコタンが見えただけでした








 「オンネトー湖」

一番最初に北海道を訪れた時は、このコバルトブルーのオンネトーが見たくて来たもんです
今日は曇りで、湖の色は今一つですが、懐かしい思い出の地に来れて良かったと言う思いです









 「歓迎の紅葉」

折角来たのだから、少しでも紅葉見せてやるかー・・・








 「周回路」

初めて来たときにはこの道を歩いてオンネトーを一周しました。 懐かしいなー
この近くに茶屋があって食事をすることが出来、うどんを食べた思い出がありますが、
さびれていて休止の看板が出ていたのは寂しかったなー








 「カムイワッカ」

霧の摩周湖に来たのですが、天候も悪く紅葉もまだ早い感じでしたが、摩周湖は奇麗に見えましたよ









 「色づく摩周湖」

色づき始めた摩周湖も良いよなー

ここは第一展望台で、大きな駐車場と食事や土産を売っている休憩所があります。そこでラーメンを食べて土産を買ったりする








 「クッシーの屈斜路湖」

地震の影響がもろに出ているのか観光客がほとんどいません、静かな静かな屈斜路湖でした
撮るものもなく、今夜のお宿「屈斜路プリンスホテル東館」へ早々に向かう









 「硫黄山」

今日は北海道旅行の最終日、まづは硫黄山に行ってみる。 生憎の雨でしたが、
その成果硫黄の噴煙(水蒸気)が盛んに立ち上って面白い風景となっていた









 「間地かで硫黄体感」

硫黄の上記がもろに浴びることが出来る、滅多にない体験です








 「この世の景色か」


こんな光景を普段目にすることのない人たちにとっては、こんな景色あるだなと思うしかない
非常に斬新な光景で神々しささえある、自然って素晴らしなーと思うほかない









 「再び摩周湖」


硫黄山では小雨が降っていたのでもしかしたら霧の摩周湖に出会えるかなと思って再び来たみましたが
雨霧が少し湧いている程度で、奇麗に今日もカムイワッカが見えました









 「エゾシマリス」

摩周湖の売店の裏では野生のエゾシマリスが、餌をもらっているようで丁度出てきているところでした
試しに手から餌(ヒマワリの種)を食べるかもと思ってやってみたら、手の上の餌を食べてくれました
ちょっと野生的ではありませんが、エゾシマリスに出会えてこんな体験までできて良かったです









 「二人は友達」

小雨の中一人でエゾシマリスを撮っていると、リスが売店の周りを行ったり来たりしてガラス越しに売店の中を覗き込む
私も何があるのかなーと思って売店の中を覗いて見たが何も変わったことはありません
やがてリスが売店を望み込む訳が分かりました。 売店の掃除をする叔母さんを待っていたのです
掃除の叔母さんは出てくるとまずリスと挨拶をかわしお話をするのですが、それをおとなしくリスが聞いている

このエゾシマリスとは長い付き合いだそうで、シマリスも叔母さんが来るのを心待ちにしていたのです








 「お話しする二人」


リスが待っているのは叔母さんがくれるヒマワリの種。 雨の中一人で撮っている私のために
「いい写真いっぱい撮ってもらいなよ」 と言って石積みの上に餌を置いてくれた
何と言うラッキーな出来事、言っては悪いが観光客も少ないことも幸いしているようです
いっぱい観光客が居たらこんな事あり得ません








 「可愛いなー」

摩周湖で掃除をする叔母さん、お陰でいい写真いっぱい撮れましたよ・・・ありがとう








 「名前はなんだっけ」

叔母さんはこのシマリスを何とか言って呼んでいたけど撮影に夢中で忘れてしまった
エゾシマリスは餌を食べ終わると、叔母さんに 「雨が降るからもう巣にお帰り」 と言われて
本当に森のなかへ入っていった・・・こんな事あり得るのかなー
もう一度摩周湖に来る気になって本当に良かったと思います、何だか北の国からを少し感じたような心地よい気分になりました
今回の旅でもう一つ満たされないものがあるとしたらキタキツネとの出会いです。 このまま帰るのは心残りです
何としてでも会えるものならキタキツネにあって北の大地とお別れしたいものだ








 「想い叶う」

阿寒湖から帰宅する空港女満別へ向かっている時です、何と何とキタキツネが国道の真ん中で待っていてくれるではありませんか

遠くから見てすぐキタキツネと分かった。 人生には三つの大きな坂がある
「上り坂」 「下り坂」 そして「真坂」(まさか)である その真坂が現実になろうとは神の救いか

あまりにも絵にかいたような都合の良すぎる出会いであった








 「並 走」

この狐君、人を恐れる様子はない、かといって絶対にすぐそばまでは来ない、人なれしている狐だと
触れるくらいそばに来るのでそれはない。 い距離を保って撮影を続けた








 「警 戒」

あまり人なれしていないので完全に私を警戒している。いつでもとびかかるか逃げる体制でいる








 「戦闘態勢」

10分ほど撮影を続けたところで狐は突然立ち止まり聞き耳を立て始めた。
これは狩りをする合図です、奥飛騨で狐の狩りを近距離で観察した私にはすぐこの後ジャンプすると分かった








 「イケー!!

 何を見つけたのだろうか?ネズミかそれともエゾシマリスか








 「渾身のジャンプ」

標的に向かってジャンプするキタキツネ、狩りに成功したかどうかはこの後やぶの中に突っ込んでいったので分かりません
たまたま訪れた北海道で、キタキツネが狩りをするジャンプまで撮影できたなんて100パーセント近い確率であり得ません
これが北の大地、国道脇でこのようなドラマが展開するのも北海道ならではと思います

キタキツネさん待ってていてくれてありがとう狩りまで見せてくれるなんて感謝でしかありません








 「あれに見えるは見幌峠」

 降っていた雨も上がり素晴らしい青空となってまいりました








 「快心の屈斜路湖」

あれほど何でもなかった屈斜路湖が素晴らしい湖に見えています。 天気が良いとこうまで変わるものかと感心する
最近見幌峠は奇麗に整備されて道の駅まであって、観光スポットとなっていますが良いですよ食堂も美味しいし








 「記念写真」

来た人皆が記念写真をここで撮っていきます。 私たちもただの観光客








 「何だろう」

女満別空港へ向かう途中に野菜がいっぱいなっていて何だろ何の野菜だろうと車を降りて見たが、分からず








 「旅のフィナーレに」

白樺の原生林と広大な畑が林立する農道に車を止め北の大地に感謝を込めてジャンプ








 「素晴らしい出会いに感謝」

 人生の良き 一ページななったかな








 「奇跡の丘」

有名でも高名でも何でもない畑の丘ですが、旅の終わりに今までに無い素晴らしい北の大地に出会えるなんて奇跡としか思えません
素晴らしい動物との出会いがあり、素晴らしい景色との出会いがあり、旅の終わりをこんな素晴らしい景色で見送ってもらえるなんて
最高のプレゼントとなりました。 「北国から」 を少しですが実感できた想いです いいぞ北海道 いいぞ日本