初雪の国宝・犬山城 & 有楽苑・如庵


2018年12月29日早朝より尾張地方にも初雪が降った。 雪が降ったら予てより構想を
描いていた犬山城と如庵を撮ろうと思っていたので、顔も洗わず犬山に突撃






 「冬化粧」

朝顔を洗おうかと思っていたら「雪が降っている」の声に窓を覗いて見るとうっすらと雪が積もっている
大慌てで撮影の準備をして犬山に向かう。 犬山は左程降っていなかったが、私の到着を待ちかねたように
シンシンと降ってきて見る間に積もりだした。 朝方降りだした雪が積もることは滅多ありません









 「秋の名残りに淡雪」

犬山城の近くに一本だけまだ秋の名残りの紅葉が残っている木があり、雪が降ったら撮ろうと想っていた
マサかこのモミジ紅葉が無くなる直前に雪が降ってくれるなんて、何と都合の良い事でしょう








 「淡い彩」

もう紅葉も終焉を迎えて、赤黒くなったり枯れかけたりしているので色彩を出すのが難しい撮影となった









 「初 春」

犬山城を撮ってからすぐ近くの国宝茶室・如庵のある有楽苑に向かった、新雪に門松と実に素晴らしい
シーンとなった。 苑は開苑して受付には人がいるのですが、入場門には足跡が付いていません
係員が入場した後にこれ程の雪が積もったのです。 この辺りとしてはまったく珍しい現象です









 「苑を彩る」

雪の白に赤い実や紅葉は素晴らしい彩を添えてくれます








 「まだら雪」

苔の上に樹間から雪が零れ落ちて息をのむようなコントラストを描いている









 「国宝如庵」

まだ雪の如庵を見た事も撮ったことも無く、いつかは撮りたいと思っていたので幸運でした
普通雪が降っても開門のAM9:00頃までには溶けてしまうか、雪がだれてしまって絵にならないのですが、今日はまだ雪が降っている
状況でまだ雪もだれておらず、おまけに人もいません、絶好の撮影条件に恵まれたようです








 「デザート」

紅葉のうえに積もった雪が何だか甘いスイーツのような雰囲気を漂わせている
この状況を保っているのも後数分で、この地方の雪ではこの時間帯だとすぐ雪がだれてくる・・・美は一瞬にして消え去る








 「障子戸」

障子戸の向こうは雪景色、こんな景色この辺りでは殆ど見ることが出来ません。非常に貴重な映像だと思います









 「寒 椿」

苑内には寒椿が多く植えられていて、苔の上に落ちた花びらが印象的ですが、今朝は特に雪とのコントラスト
が絶妙のハーモニーを奏でています・・・イヤー、雪の量が丁度いいですネー









 「淡雪模様」


 苔の上に淡雪と寒椿の落花が・・・シャッターを切り続けるしかなかった









 「雪の小道」

竹藪もあって心地よいアクセントとなっています

近頃、雪の降る日が少なくなって降っても僅かですぐ溶けてしまうような状況が続いています
朝降りかけた雪が積もると言うようなことは殆どなくなりました。 滅多に雪が降り積もらなので実に新鮮な感じを受けます