愛・地球博 体験記
EXPO REPORT

会場交通   Transportation
公式HP会場内移動手段

※万博の各パビリオン内は、携帯電話の使用、カメラ・ビデオ撮影、録音、飲食、喫煙禁止されています。マナーを守って利用しましょう。

長久手会場内 : IMTS  グローバルトラム  キッコロゴンドラ  自転車タクシー
長久手会場⇔瀬戸会場 : モリゾーゴンドラ  燃料電池バス

乗り場所在地
会場交通乗り場
<IMTS>
Intelligent Multimode Transit System
IMTS


出展: トヨタ自動車・日野自動車
HP: http://expo.toyota-g.com/

<概要>
軌道上を無人走行する次世代交通システム
 新しい交通システムとして開発されたIMTSは、最先端のIT技術等を活用し、圧縮天然ガスを使用した大型低公害バス3台が、無線通信により電子的に編成を組みながら、自動運転による隊列走行を行います。 また、1台に運転手が乗り込んで、通常のバス同様の有人運転で3台の隊列走行から分岐をしたり、その反対に隊列に合流をしたりする、デュアルモード走行を組み合わせた自動運転も行います。

<系統>
 ・EXPOドーム⇔西ゲート⇔北ゲート
 ・EXPOドーム⇒西ゲート⇒メッセ前
 ・メッセ前⇒北ゲート⇒西ゲート⇒EXPOドーム
※北ゲート⇒メッセ前間の直接運行はしていません。北ゲートからメッセ前へ行く場合は、西ゲート駅で乗換えとなります。

料金 1乗車200円(均一) 小学生以下100円
乗り場 北ゲート駅 (企業パビリオンゾーンA、JR東海館横)
西ゲート駅 (西ゲート前)
EXPOドーム駅 (グローバルコモン4、EXPOドーム前)
メッセ前停留所 (遊びと参加ゾーン、モリゾー・キッコロメッセ前)


体験レポート
<EXPOドーム⇒北ゲート>
 IMTS・EXPOドーム前乗り場で乗車券を買って、改札へ。乗車券は記念に持ち帰ることができ、改札印も裏側に押してくれます。
 バスに乗車します。乗客は私を含めて10人。始発駅なので、発車まで10分ほど時間待ちです。昼間は運転本数も多いと思います。乗降口は中央にあり、車内は一般のバスよりも少々小さめ。ノンステップ仕様です。運転席の後に仕切りがありますが、前方が見えるようになっています。運転席にはモリゾーやキッコロが座っています。なんともかわいらしいです。バスは3台編成で無人隊列走行ですが、先頭車両の助手席に係員が乗っており、車内アナウンスや緊急時の対応を行うようです。
 さあ、いよいよ発車します。駅の前後やカーブのきついところは時速10〜20km/hほどで走行し、直線は40km/hは出ているでしょうか。まあ、無人走行ってこと以外は、普通のバスですね。先頭車両に乗りましたが、後の2台もちゃんとくっついてきています。当たり前ですが・・・。西ゲート前に到着。先頭車に乗り込む乗客はいません。後ろの車両にも数人乗っているようです。
 再び出発します。西ゲートを出てすぐ左側には、マニュアル走行区間の道路が続いています。バスは直進して、終点の北ゲートに向かいます。西ゲートと北ゲート間はあまりスピードを出しません。そして駅が近づきますが、バスは一旦駅を通り過ぎて大きく回って方向転換。EXPOドーム前から北ゲートまで約15分で到着です。北ゲート前乗り場は、企業パビリオンAのJR東海・超電導リニア館とワンダーサーカス電力館に挟まれた所にあります。
<メッセ前⇒北ゲート⇒EXPOドーム>
 IMTSメッセ前バス停は、自動運転区間とは異なりマニュアル区間となるため、運転手が運転してやってきます。バス停というよりは、遊園地の乗り物の乗り場みたいです。バスが来る時間にならないと乗り場にも入れませんが、すでに何人かの人が並んで待っています。バスはバックして停留所に入ってきました。係りの人から乗車券を買って、いよいよ乗車します。発車までまだ時間がありますが、満員。重量オーバーのため、最後の方の客が乗れませんでした。満員でも、時間までしばし待ちます。
 そしていよいよ発車。停留所からすぐ右に曲がり、道を下ります。森の裏側、右手に西ターミナルを見つつ、どうやら作業道路の一部を走っているようです。西ゲートの横まできました。IMTSの車庫があり、予備車も2台ほど待機しています。そして自動運転区間の道路に近づくと、目の前にバーが現れ、バスは一端停止します。メッセ前発のバスは、西ゲート駅には停車せず、北ゲート駅まで行くことになります。バスは西ゲートから出てくる隊列の最後に合流するため、マニュアル運転から自動運転に切り替え、運転手もモリゾーに運転席を譲り助手席に移動します。10分ほど停車して、バーが上がり合流。ちゃんと前の2台にくっついて走っていきます。程なくして北ゲート駅に到着。メッセ前から北ゲートまで行くなら、実際は歩いた方が早いと思います。
 西ゲート、EXPOドームまで乗り越し乗車可能とのことなので、そのまま終点のEXPOドームまで乗ることにしました。

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<グローバルトラム>
GLOBAL TRAM
グローバルトラム


<概要>
空中回廊の中心を走行する演出に富んだ乗り物
 安全で快適な乗り物として、約2.6kmに及ぶグローバル・ループ上をトラムが走ります。1編成3両で南北系統は2編成、東西系統は3編成の合計5編成が運行し、会場内での観覧・周遊の楽しみを広げながら、来場者の移動をサポート。
また、このグローバル・トラムは、バッテリー駆動を採用して環境への負担を軽減するとともに、車椅子利用者も乗車できるように配慮するなど、小さな子供からお年寄まで、幅広く利用できるよう設計されています。

<南北系統>
 ・北ゲート⇒グローバルコモン1⇒グローバルコモン3
 ・グローバルコモン3⇒西ゲート⇒北ゲート
<東西系統>
 ・グローバルコモン1⇒グローバルコモン3⇒西ゲート
 ・西ゲート⇒北ゲート⇒グローバルコモン1
※両系統とも、グローバルループ上を、時計回りに一方通行します。
 夜間は、系統に関係なく乗り越しが可能。
料金 1乗車500円(2停留所まで) 小学生未満300円
乗り場 北ゲート (企業パビリオンゾーンA、JR東海館前)
グローバルコモン1 (グローバルコモン1、インド館前)
グローバルコモン3 (グローバルコモン3、ギリシャ館前)
西ゲート (西ゲート前、ループ上)
 ※すべてグローバルループ上にあります。


体験レポート
<西ゲート⇒グローバルコモン1>
 グローバルトラムは、1周2.6kmのグローバルループ上の中央(着色部分)を移動する電気自動車で、先頭車が2両の客車を引いて動く。西ゲート前からは、北ゲートを通ってグローバルコモン1までの系統が走っている。
 トラムは、人が歩く速さより少し早い程度のスピードでゆっくり走ります。ただ、ループの大部分は敷板。小刻みに振動して乗り心地が良いとは言い難い。原因は、補強用の鉄板にあると見た。補強板が、一枚間隔になっているので、隙間なく敷けば振動も多少収まるのかもしれない。
 ほどなくして北ゲートに到着。次が終点のグローバルコモン1になるので、停留所で待っている人はあまり乗らない。降りる人もあまりいないようだ。そしてグローバルコモン1に到着。西ゲートから北ゲートまでIMTSなら200円、トラムだと500円。どっちに乗りますか?

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<キッコロゴンドラ>
<モリゾーゴンドラ>

Kiccoro Gondola & Morizo Gondola

ゴンドラ
 写真はキッコロゴンドラ
<概要>
万博会場を空から一望にする展望型移動手段
 長久手会場内の移動、さらには長久手会場と瀬戸会場の両会場間を結ぶ2つのルートで空中散歩が楽しめるのがゴンドラ。
 長久手会場と瀬戸会場を結ぶ「モリゾー・ゴンドラ」は、離れた会場の一体感を演出します。また、長久手会場内を南北に結ぶ「キッコロ・ゴンドラ」は、会場内の景色と賑わいを上空から見渡すことも可能です。

<キッコロゴンドラ>
料金 1乗車600円 小学生以下300円
(JR万博往復割引切符を改札窓口で提示すると400円で乗車可能)
乗り場 北駅 (企業パビリオンゾーンB、日立グループ館横)
南駅 (グローバルコモン4、ポーランド館前)
※天候により、運転休止の場合あり。


<モリゾーゴンドラ>
料金 無料
乗り場 長久手駅 (企業パビリオンゾーンB、トヨタグループ館横)
瀬戸駅 (市民パビリオン屋上)
※天候により、運転休止の場合あり。

体験レポート
<キッコロゴンドラ>
 キッコロゴンドラは、通常1乗車600円ですが、今回はJRの万博往復切符があるので、400円で割引乗車できました。スキー場に良くあるタイプと同じもので6人乗り。幸い1人だけで乗車できました。ゴンドラは、長久手会場のほぼ中央を南北に貫いているので、会場内がよく見渡せます。この日は風が強かったので、多少ゆれました。南行きの左側は森しかありませんが、その森の中には、サツキとメイの家も見えました。およそ5分で南駅に到着です。
<モリゾーゴンドラ>
 長久手会場へは、モリゾーゴンドラで戻ろうと思います。ゴンドラ乗り場(瀬戸駅)は市民パビリオンの3階(屋上)で、パビリオンの外周をスロープで上がっていきます。中央部には、エレベーターもあります。屋上には、軽食コーナーやお土産屋もありました。
 ゴンドラはキッコロゴンドラと同型で、スキー場などにあるゴンドラと同じものです。キッコロゴンドラは6人乗りでしたが、こちらは8人乗り。混み合っているので、相乗りになります。1人だけなら、人数調整で優先乗車できます。ゴンドラに乗車し、出発。しばらくすると、方向転換のためゴンドラがワイヤーから外れます。再発車して間もなく、ガラスが曇って外が見えなくなりました。ゴンドラ直下の住民のプライバシー保護のため、自動で曇りガラスになるようです。時間はおよそ2分程度。ガラスが元に戻ると、東ターミナルのすぐ近くまで来ており、長久手会場はもうすぐです。乗車時間は、10分ほどだったと思います。

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<燃料電池バス>
FCHV Bus − Fuel Cell Hybrid Vehicle

FCHVバス
FCHV
出展: トヨタ自動車・日野自動車
HP: http://expo.toyota-g.com/

<概要>
大気汚染がなく騒音も少ない近未来のバスはこんな形
 長久手会場と瀬戸会場の両会場を結ぶ燃料電池ハイブリッドバスは、高圧水素ガスを燃料とする燃料電池と2次電池(ニッケル水素電池)を動力源として、モーターを駆動して走行。ガソリン車やディーゼル車とは異なり、二酸化炭素や窒素酸化物などの有害物質を排出することなく、水だけを排出します。こうした環境への配慮ばかりでなく、エネルギー効率が高く、静粛性にも優れているなどの特徴をもつ、21世紀にふさわしい乗り物として期待されています。

料金 無料
乗り場 長久手会場 (企業パビリオンゾーンB、東ゲート通路トヨタ館横)
瀬戸会場 (瀬戸ターミナル、瀬戸ゲート横)
  
体験レポート
 会場間燃料電池バスは、何台かのバスでピストン輸送しています。バスは、水素が燃料で、二酸化炭素は出さずに水を排出する。水素タンクは屋根に、モーターは座席の最後方に配置され、ノンステップ仕様となっている。名古屋市営バスのノンステップ車と同じように、乗降時は乗り場との段差を少なくするため、わずかながら左に車体が傾きます。最高速度は80km/hだそうです。移動の間、車内では燃料電池バスの仕組などを解説するビデオが流れます。会場間燃料電池バスのナンバープレートは、万博にちなんで、すべて「2005」。また、水素を充填する基地は、瀬戸ターミナルに2カ所あるようです。
 長久手会場から約10分で瀬戸会場に到着です。瀬戸会場の乗降所は、瀬戸ゲートに隣接するバスターミナルの一角に設けられており、長久手会場でもそうですが、改札ゲートを通ることなく入場できます。

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<自転車タクシー>
Bicycle Taxicabs

自転車タクシー

出展: 
HP: 

<概要>
排気ガスを出さない、人と環境に優しい自転車タクシー
 会場内移動手段として、自転車タクシーが長久手会場のグローバル・ル−プ上を時速約5キロで走ります。車両は、ブリヂストン、ヤマハ、ナショナルの国内自転車メーカー3社が、電動アシスト付自転車をベースとして新たに開発した自転車タクシー20台と、既に京都をはじめ国内各所の公道で営業運行をしているドイツ製のベロタクシー2台の合計22台を使用(同時運行は最大20台)。各メーカーの車両は、会場内の走行路面、傾斜等を十分考慮しており、安全な走行が可能です。
※グローバルループ上を、時計回りに一方通行します。

料金 1区間(停留所間)300円 小学生以下200円
2区間(半周)600円
乗り場 北ゲート (企業パビリオンゾーンA、JR東海館前)
グローバルコモン1 (グローバルコモン1、サウジアラビア館前)
グローバルコモン3 (グローバルコモン3、リビア館前)
西ゲート (西ゲート前、ループ上)
 ※すべてグローバルループ上にあります。
※天候により、運転休止の場合あり。

体験レポート

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© AICHI-univ.Night-GolfClub 2005.
Photo:© AICHI-univ.Night-GolfClub 2005.