弟に勧められた本とは異なったが、ロバート・キヨサキの本を読み始めた。
段々とその本に引き込まれていくのが分かった。読み進む速度が速くなっていった。
自分の知っている以上のお金持ちが存在し、
権利収入を得ることで経済的自由を手に入れている彼らは、
納税を最小限に留めて投資運用して、
更に収入を増やしていることなど、全く自分がお金持ちの人々のことに対して無知であったのがよく分かった。
それからも、何冊かロバート・キヨサキの本を読んだ。
すっかり、ロバート・キヨサキの愛読者となっていた。
その内に記載されている内容からある業種に興味を持つようになった。
それまでは全くお金持ちとは無縁だと思われる業種だった。
(今までの固定観念をもってしては考えつかないモノではあったが…)
インターネットで色々調べるうちに、事業説明会が頻繁に開催されているのを知った。
その多さには驚いた。
僕は以前に弟の勧めで株式売買のために会計・財務関連の知識が必要なことを聞かされいたから、
簡単な財務諸表を読むための知識は持っていた。
そこで、財務内容を確認できたものから絞り込んで、
そのひとつに参加してみる事にした。
参加者はサラリーマン風の人間が多く、いろんな年齢層の人がいたが、特に20代が多かった。
しかし、問題だったのはプレゼンを行っている人だった。この人こそお金持ちだった。
ただし、初めはよく分からなかった。
この人は、あまりにも平然と自分のありとあらゆる事を話すのだが、
それが僕の想像を超えた話で、その話の内容に真実性を感じられなかった。
僕が考える高額年収と同じ額を月収として受け取っている人だった。
しかしながら、この人の言動は本当に自然であり、謙虚な言葉遣いで少しも胡散臭いとは思わなかった。
事業説明の内容は殆ど頭に入らなかった。ただひたすらプレゼンを行っている人を観察していた。
この人の話し振りや行動は本当に目を引かれるものだった。
しかし、この人の提案する話は僕には現実感が無かった。
プレゼンは3時間と長い筈だったが、長くは感じなかった。
僕は、如何してもこの人と接触したいと思い始めていた。
お近づきになりたい!と思い始めていた。
プレゼンを終了し、この人は数名の人たちに囲まれていた。久しい人たちのようだった。
(後で分かった事だが、この人たちも超お金持ちの人たちだった。ここにはお金持ちがゴロゴロといたのだった。)
僕は、この人たちと話をする為に事業内容もよく知らないまま参加することを決めていた。
今考えると本当に軽率だったが、僕はツイていた。
■ 第四話 お金持ちの人たちとは?
お金持ちの近くで観察できる機会を得て、僕は彼らの特徴が色々分かってきた。
なぜ、彼らの存在を見つけられなかったのか?その答えは簡単だった。
彼らはその辺に居るのだが、普通の人が気が付かない所で(タイミングを含んだ意味で)、
普通の人が目の届きにくい特定の場所に密集している。
しかしながら、中々お目にかかれなかったので閉鎖的な集まりかと思いきや非常にオープンな人々だった。
実際、彼らはグループを形成しようとしている。
彼らと価値観が共感できるかどうかが重要なポイントと考えている。
なぜなら、彼ら超お金持ちは僕たちのような普通の人間と異なる世界(=価値観)に身を置いている。
彼らの常識は時として、僕のような人間にとっては非常識と思われる世界を意味している。
彼らは普通の人たち、否、僕みたいな人間が目をつけないモノ(全く目に見えないモノ)に注目し、
それに対応すべく一生懸命に行動している。
例えて言うなら、お金のニオイがするところには既に彼らはいない!
ニオイがたってから集まってくるのは普通の人々で、ニオイがする以前に彼らは行動し、
ニオイが立ち始める頃には既に他の場所で行動している。
だから、普通の生活をしている人たちは、なかなか彼らと接触できない!
では、なぜ僕はこの人たちと出会うことが出来たのだろうか?運がよかったのだとは思いたくない。
僕が思うに大きかったのは、この1点が挙げられる。
自分の常識を一度忘れて、行動したこと。
素直になり固定観念を捨て、
彼らの常識を理解しようとしたらグループの一員として認めてくれる人たちだった事だ。
彼らは仲間が増えるのを歓迎している。
俄か金持ちと違って皆がお金持ちになるのを望んでいる。
何故、そう望んでいるのか?
当然、世の中にいる人全てお金持ちになる事は出来ないだろう。
しかし、彼らは知っているのだ!
普通の人々が彼らの存在は認める事が出来ても、理解する人は非常に少ないのを知っているのだ。
共感し、彼らと同じ行動を出来る人が少ないのを彼らは良く知っているのだ。
だから、彼らは共感しうる人を決して拒もうとはしない。
超お金持ちとは、どうもそういう人たちみたいだ。
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■ 最終話 グループの一員として、彼らの傍にいる事で得られたものは…
最も大きいのは、自分の内面の変化を感じること!これに尽きる。
ロバート・キヨサキが語っているコアバリュー(価値観)の変化は、本を読んだだけでは不可能なのだ!
僕は、ある人たちと接して体感することで、大きな変化があった。
自分が意識して変化するのでは無く、肌で感じ取ることが僕には必要だった。
その結果、僕の内面に生じたのは願望から悩みへの変化だ。
願望とは、叶えば良いが叶うとは思っていないものを指している。
例えば、フェラーリに乗りたい!大邸宅に住めたらなぁ!海外に長期滞在したいなぁ!といった物だ。
これに対して、悩みとは、どうしても解決しなければならない問題だ。
僕にとって此れまで願望としか考えていなかったことを、悩みとして捕らえ始めたことだ。
つまり、願望と考えるモノに期限があったら、何時までに達成しなければいけない!と、考えているのなら
それは願望ではなく、悩みなのだ。
お金持ちはどんな問題でも悩みとしか捕らえていない。
必ず、達成出来るものと信じきって行動している。
この変化が何故、僕の中で起こったか?
簡単である。
近くに僕の願望を達成している人たちがゴロゴロいるからである。
これこそロバート・キヨサキが言う「メンター」を探すことの重要性だと思う。
これからも、彼らのグループとして行動を共にしたい。
以前なら目に見えなかったモノが見え始めたから。
もっともっと、いろいろなモノを見えるように、見渡せるようになりたい!
最後に、これを終わりまで目を通していただいた方にお伝えしたい。
本当に近くに彼らはいると思う。
彼らは時には一人で行動しているが、大抵はグループを形成して行動している。
その一員になってくれる人を探している。
貴方が望むなら一度、探してみたら如何だろう。
行動を起こしてみては如何だろう。
今は彼らの存在が見えないかもしれない。
ほんの少し今までの価値観を捨てて、素直になれば見えてくるのではないだろうか。
僕はそうだったから。
僕はロバート・キヨサキの著書を読んでヒントを得た。
そして、探し当てた。それが出来るかどうかで、もしかしたら貴方の人生観は劇的に変わるかもしれない。
難しいことは何も無かった。最初の一歩は検索エンジンをクリックする。
だだ、それだけの行動から始まった。
僕は今、沢山の悩みを抱えた生活を送っている。
ただし、以前の僕とは全く異なる悩みだ。それが楽しい日々となっている。
ロバート・キヨサキも一言で言ってしまえば「金持ち父さんの真似をしただけ!」
ただそれだけの行動を起こしたから成功したのでは無いだろうか。
僕も彼らの行動を真似する。彼らが勧めてくれるから…
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
奮闘を繰り返す毎日ですが、機会がありましたら後日談をお伝えしたいと思います。
感想、ご質問などお聞かせ頂ければ嬉しいです。できる限りご返事していくつもりです。
E-mail:lupin@owari.ne.jp
P.S.現在、月7桁クラブの活動を開始して約2ヶ月が経過します。今課題の30%程度を終了しました。
期限があと4ヶ月間に迫ってきました。目標達成を目指して頑張ります。