<薪ストーブと暖炉>

 薪ストーブが家にあると話すと大抵、「暖炉?」と聞き返されます。薪を燃やして暖を取るストーブで暖炉と同じものと考えている方が非常に多いです。自分もそうでした。答えるのが面倒な時は、「そうです」と答えちゃってます。確かに両方とも薪を燃やして暖を取りますが、大きな違いは暖炉はオープンにして火そのものの暖かさを感じるもので、薪ストーブは基本的には全面の扉はクローズにしてストーブ自体の輻射熱でじんわり周りの空気を暖めるものです。

<きっかけから購入まで>

 新居建築に際し、施工例として鈴貴工務店が建築したM邸や、工務店社長の自宅を見せていただいた。ただ家を見に行っただけなのにそこには薪ストーブ・暖炉があり、僕の瞳をひきよせるには充分すぎるほどの魅力がそこにはあった。そして話を聞くに連れ、「取り付けるなら新築の今しかない」という思いに駆られていった工務店社長は別荘でも使っているらしい)。でも「薪ストーブってどこで買うの?」、「そんなお店ってどこにあるの?」と最初はわからないことばかりだったが、探せば意外と近くにあった。それは妻の実家近い桑名(妻は昔から店の横を何度も車で通っていたが、全く気が付かなかったと言う)。とりあえず話を聞きに行った時に「展示会で一度だけ使った中古のストーブを20万でどうですか?」と言われ、更に気持ちが高まってしまったのだ(20万なら買えるかな!?)。
 しかーし!、そうは簡単にはいかないのが世の常。確かに本体は20万で済むが、HEARTHや煙突、さらに取付工事費が必要になり、 結局ねぎっても80万になってしまう。確か5月ぐらいに桑名のファイヤーサイド中部(現在はグランビルに社名変更)に行ってから、新居の床を張り始める10月始めまで、設置するかどうかを悩んだ。妻は最後まで反対(狭くなる・子供に危ない・薪の入手と薪割が大変・nodaの性格が飽き易いと知っているのが理由)だったし、80万という金額を一種の贅沢品に出すのはどうかと思ったからだ。結局この贅沢ができるのも新築の時だけだという思いが勝って(noda家は設置場所が吹き抜けになっているので天井までそのまま煙突が伸ばせる−2階があると2階の部屋に煙突が突き出てしまう)、購入してしまった(その頃はまだ自分の貯金もあった−今だったら絶対ムリ)。

<薪ストーブの良い点、悪い点>

 今年で2シーズン目ですが、感じている良い点、悪い点をまとめてみました。悪い方も多いじゃん。(~_~メ)
 最初から聞いていたりして、わかっていたことばかりかな。 by 妻

 良い点

  ・家の中で火遊びができる(妻は実家が昔”五右衛門風呂”だったので、火をつけるのは得意)
  ・直火を見ていると落ち着く(ついボーとしてしまう)
  ・たき火料理ができる(妻次第)
  ・輻射熱で暖かい(クリーン)
  ・薪が手に入れば燃料代はタダ
  ・冬の楽しみの一つになった(この為に購入したようなものかな)
  ・寝る前に太い薪を入れておけば、夜中〜朝にかけても室温があまり下がらない
  ・部屋ごとの暖房ではなく家中暖房できる

 悪い点
  ・薪が手に入らないと購入することになり、非常に割高
  ・煙突掃除が必要(nodaの仕事)
  ・薪を置く場所が必要
  ・薪割する労力が大変
  ・ストーブ自体、場所をとる(特に夏はただのインテリア)
  ・小さい子供がいると危ない?(ガードが必要)

   ・火をつけるのに時間がかかるのと、部屋が暖まりだすのにも時間がかかる(朝は使えない)
  ・本体設置後も、掃除道具などでお金がかかる

<導入費用、ランニングコスト>

 初期導入費用  

本体 VERMONT CASTING社−アメリカ−製INTREPID U 20万
煙突、設置工事
シングル−勾配天井吹き抜け突き抜け 60万
チェーンソー
STIHL社製 7万

太い用、細い用 2万
斧(グレンス・フォッシュ)
薪割り鎚です。
柄の反対側はくさびの上から叩いて木を割ることができます。
これを使ってそれまで割れなかったものが楽に割れるようになりました。
¥13500
煙突掃除用ブラシ ブラシ \9000
棒、ジョイント金具
6本 \26000
ガラスクリーナー 一応専用のもの \1800
耐火セメント ガスケットがよくはがれるのでこれで接着させます。 \1500
ウッドラック

サービス

 ランニングコスト

 ・基本的に薪のみ。自分で手配できればタダ。できなければ、種類にもよるが、一束600円程度(一晩)

<薪の入手方法>

 購入前に一番考えたのが、これです。簡単に安く入手できれば、光熱費の節約になるが、どこで手に入れたらよいか。当初購入したショップで薪取りのイベントを催す機会があれば案内しますとのことだったので、期待していた。が、今までそのようなイベントは開催されていない。nodaが参加している薪ストーブのメーリングリストでは、森林組合で分けてもらえるかもしれないということだったので、女房の実家近くの北勢町、菰野町の森林組合に問い合わせてみたが、「そのようなことはやってません」とつれなかった。ではこれまでnoda家ではどのように薪を手に入れたのか下に列挙し長所、短所まとめてみます。 

方法 長所 短所
購入 ・すぐ使用可
・入手が簡単
・非常に割高。一束(一晩)600円程度−薪ストーブの購入先で。伊豆旅行中にたまたま見つけた薪屋?では一束300円弱だった
建築廃材 ・入手が容易
・タダ
・着火しやすい
・もともと乾燥済みのためすぐ使用可
杉、ヒノキがほとんどのため、クレオソートが発生したり、燃焼時間が短い
・接着剤など使用している場合があるので、注意が必要
造園業者から街路樹を伐採したものを譲ってもらう ・多分タダ
・サクラなど広葉樹が手に入る
・自分で手ごろなサイズに切ったり、薪割しないといけない。
・乾燥が必要(最低1年)

 杉、ヒノキはクレオソートが発生するので、薪ストーブにはあまりよくないのは確かのようです。が、購入先で確認してみると煙突掃除を毎年すれば、それほど気にする必要はないとのことでしたので、使ってます。
 他の入手方法としては自分でどこかの山へチェーンソー持ってきこりさんになってみようかと思ってます。

<薪の保管方法>

なんとか造園業者さんから伐採されたものを譲り受け、軽トラで自宅まで運び、チェーンソー、斧でなんとか薪にしたはいいが、保管場所が問題になりました。どこに保管するか?一番いいのは、風通しのよい、雨のあたらない場所ですが、そうそう都合のよい場所なんてないもので、noda家では、写真のように、ワイン樽に入れたり(見た目はいい感じだけど、あまり収容能力はない)、とりあえず、シートをかぶせて裏庭に積んで置きましたが、ついにGW休みを利用して薪棚作りました。

材料:2X4材6フィート4本、1X4材6F9本、波形屋根1枚、屋根用くぎ、木ねじ、トタン用くぎ
費用:1X4材-\198x5、2X4材-\298x4、屋根-\660、ねじ-\500、くぎ-\150(1X4材4本は、いただきもの無料)
作成方法:@1X4材1本を30センチx6の長さに切断。これを棚の足にする。A
1X4材2本を30センチと150センチに切断。屋根に傾斜をつける為。B2x4材を棚板にして柱(1X4)と木ねじで固定する。その際、足には@を使用する。地面からの湿気防止の為なるべく高い方がよいでしょう。C2段目も同様に固定する。D筋交を固定する。E屋根用の足を柱上部に打ち付け、屋根をトタン用のくぎで固定する。とまぁ、ここまでいろいろ試行錯誤しながらでしたので、所要時間約1.5Hでした。

<薪ストーブ料理>

非常にお手軽なものしか試していませんが、とりあえず。

   焼く前に芯をくり貫きシナモンシュガーをかけ、アルミでまいて250℃前後で30分ぐらい焼く。
   食べる時にバターをつけるとおいしいらしい。
 

<子供対策>

 薪ストーブを購入前に悩んだ理由の一つにこれがありました。子供に危なくないか。工務店の方は「子供は危ないということがわかれば近寄らない。」とか言われました。でも・・・やっぱり不安。で、結局ホームセンターでなんと呼ぶのかわかりませんが、壁にフックを取り付けて使用する網?を連結して床、壁を固定してフェンスを作りました。子供が危険だということがわかるようになるまで邪魔ですが、夏もそのままにしてあります。聞いた話では子供に近寄らせたくないところには人工芝を置くとよいらしいです。これも効果あるかもしれませんね。

<薪ストーブ関連書籍>

書籍名 編者 値段 内容
薪ストーブ大全 株式会社地球丸「夢の丸太小屋に暮らす」編集部編 2913円+税 薪ストーブの選び方から薪入手方法、メンテナンス、料理など薪ストーブにかかわることがすべて凝縮されています。ちょっと高いけど、必携です。
薪ストーブのある暮らし 筑摩書房 細川英雄、細川たかみ著 1600円+税  東京生まれ、東京育ちの夫妻が新しい故郷を八ヶ岳南麓で見つけ、ありのままの自然の中でできるだけシンプルに暮らすことを目指したエッセイ。
 薪ストーブをどのように使用しているか実際の使用方法が参考になります。

 他にもありますが、上記2つが読みやすくてお勧めです。