犬
徹夜明け、推定50円以下の朝食を摂りながらTVをつける と、愛犬の紹介番組がやっていた。この手の番組はブルジョワ気取りが鼻持ちならず、愛犬にお金をかけている方が良い飼い主だという錯覚を抱かせてしまうので好ましくないのだが、他はワイドショーしかやっていないのでとりあえずこれを流す 飼い主:「毎日マッサージはかかせません」 てな会話が聞こえた後、骨付きビーフ風味クッキー(300円)やビーフジャッキー(100円)などなど愛犬君の豪勢な食事が紹介される 「・・・」(しばし呆然) 私も犬になりたい! 今アンケートで「将来何になりたいですか?」と聞かれたら、「犬!」と答えたかもしれない。 なにもせずに豪勢な食事とマッサージなど飼い主の献身的な奉仕を受ける愛犬君、かたや推定50円の朝食で満足する小市民。このコントラストは何だというのだ そもそも犬というのは猫ほどではないにしても結構得をしている。世の中「忠犬」と称される犬がいる。人間が忠義を示すためには、失業して一年の耐乏生活をした末に仇をとりに行かねばならず、完全を期するためには腹まで切らないとならないという苛烈なものである。この間、身分詐称、家屋の不法侵入、器物損壊、殺人、傷害致死、などの犯罪もつきまとい非常にリスキーなものである。一方、犬はどうかというと毎日飼い主を迎えに駅まで行くだけでいい。飼い主の死後もお迎えに行っていたが、あれは忠義というよりも習慣である。いわばパブロフの犬と同じで条件反射と大差はない。それを忠義とみたのは人間の勘違いでしかなく、仰々しく銅像など建てられるほどのことでもないだろうに。 不条理だ〜〜 てことで結論 犬になるとしたらやはり、野犬ではなく愛犬かな。できるなら、犬に服を着せたりする考え違いもはなはだしい飼い主ではなく、良識はあるが犬には甘いという飼い主がいい! |