Subj:ルール紹介34:アルコート From:赤桐裕二<mhb01072@nifty.ne.jp> Date:96/09/13 15:41
4月6日になかよし村でプレイしたゲームです。 ********************************************************************** アルコート(Alkort) 1996/9/13 赤桐 アイスランドに伝わるゲームです。遅くとも18世紀にはプレイされていたよ うです。 トリックテイキングゲームの一種ですが,スートはフォローの義務がないだ けでなく,トリックにおけるカードの強弱にも直接は関係ありません。 極めてプリミティブな感じのゲームですが,プレイしても,それなりに楽し めます。 ルールは John McLeod氏のインターネットWWWのものに従います。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ <人数> 4人または2人。ここでは4人ゲームを紹介します。向かい合った2人がパート ナーになります。 <カード> 52枚の普通のカードから,10と5のカードを除いた,44枚のカードを使用 します。 <カードの強さ> カードの強さは次の順です。 1)ダイアモンドのキング 2)ハートの2 3)クラブの4 4)スペードの8 5)ハートの9 6)ダイアモンドの9 7)エース(4枚) 8)ジャック(4枚) 9)6(4枚) 10)8(スペードの8を除く3枚) 11)上記以外の2,3,4,9 12)上記以外のキングとクイーン なお,11)と12)のカードは役に立たないカードとして「ルビッシュ」 (rubish)と呼ばれます。 7のカードは特別な働きをします。7がリードされたときには,最も強いカ ードとなります。それ以外の場合には,最も弱いカードです。 <ディール> ディーラーは各プレイヤーに3枚ずつ9枚のカードを配ります。残ったカー ドは裏向きにしてテーブルに置いておきます。このカードは誰も見ることがで きません。 プレイが始まる前に,パートナーは互いに自分の持っている最も強いカード を1枚だけ,見せ合います。 最初のリードがスペードの8以外の8のカードであった場合のみ,ほかの3 人のうち,リードされた8に勝てるカードを1枚も持っていないプレイヤーが いたら,手札を公開して1枚プレイしてから,残りの手札を配り残しの8枚と 交換することができます。 <プレイ> ディーラーの左隣のプレイヤーが最初のリードを行い,トリックテイキング のプレイを行います。 リードされたスートをフォローする必要はありません。スートに関係なく, 最も強いカードを出したプレイヤーがトリックを取ります。 同じ強さのカードがプレイされたときには,先に出たカードの方を強いとみ なします。 <得点> パートナーで5トリック以上取ると勝ちとなり,1ポイントの得点となりま す。 最初のトリックから連続して5トリック取った時には,1ポイントのかわり に,5ポイントの得点となります。これをムック(muk)と呼びます。 最初のトリックから連続して6,7,8,9トリック取ったときには,その 代わりに,6,7,8,9ポイントが得られます。これをストローク(stroke) と呼びます。 **********************************************************************