Subj:ルール紹介21:デュダック From:赤桐裕二<mhb01072@nifty.ne.jp> Date:95/09/14 21:26
これも,9月2日になかよし村でプレイしたゲームです。この前に紹介した スボイ・コジリと,基本ルールは似ています。 ********************************************************************** デュダック(Dudak) 1995/9/14 赤桐 チェコの子供のゲームだそうです。デュダックというのはバグパイプを意味 します。David Parlett氏によるルールで紹介します。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ <人数> 4人。(2人〜3人でも可能です。) <カード> 32枚のカードを使います。カードの強さのランクは,A,K,Q,J, 10,9,8,7の順です。 <目的> 手札をなくすこと。手札がなくなったプレイヤーは,プレイを離れますが, 最後に手札が残っている1人が敗者となります。敗者にならないことがプレイ の目的です。 <ディール> ディーラーは各プレイヤーに8枚ずつカードを配ります。 <プレイ> まず,ディーラーの左隣のプレイヤーが,手札から1枚を出します。これが 最初の場札になります。 それから,時計回りに,各プレイヤーは次のようなプレイを行います。 1)まず,場札の1番上のカードより強いカードを出して重ねます。この場 合の強いカードとは,場札の1番上のカードと同じスートで,もっと強 いランクのカードのことです。 2)次に,手札から自由に1枚のカードを出して場札に重ねます。それが場 札の1番上のカードとなります。 1番上のカードより強いカードがない場合や,あっても出したくない場合は, 場札の1番上から1枚を手札に取ります。その結果1番上になったカードに対 して,より強いカードを出すことができたら,上記のようにプレイを行うこと ができます。 場札からカードを取っても出せるカードがない場合や,出したくない場合は, さらに1枚ずつ場札を上から取っていきます。カードを出すことができるよう になれば,いつでもプレイを行うことができます。なお,取ったカードをすぐ にプレイに使うこともできます。 場札を全部取ってしまったら,カードを出すプレイは行わず,次のプレイヤ ーの番になります。この場合,次のプレイヤーは,手札から自由に1枚を出し て場札とし,自分の番を終わります。 <切札> 自分の番のときにいつでも,自由にどれかのスートを切札にすると宣言する ことができます。切札はそれを宣言したプレイヤーだけに有効です。すべての プレイヤーは,自分の切札を宣言することができます。 一度宣言した切札は,そのディールの間は有効です。取り消したり,変更し たりすることはできません。 切札が宣言されている場合は,切札以外のスートが1番上にあった場合に限 り,切札のスートならばどのカードでも,それに対して出すことができます。 (切札のスートが1番上にあった場合は,それより強いランクの切札しか出す ことができません。) 切札を宣言している場合に,前のプレイヤーの置いた1番上のカードに対し てカードを出すことができない(または,出したくない)場合には,1枚ずつ 取るのではなく,全部の場札を取って手札に加えなければなりません。そのあ とカードを出すプレイは行わず,次のプレイヤーの番となります。 <上がり> カードを出して手札がなくなれば,そのプレイヤーはもうプレイに参加しま せん。しかし,1人以外の全員の手札がなくなるまでは,プレイは続きます。 プレイのときに1枚目のカードを出して手札がなくなった場合は,場のカー ドはまとめて別の場所に置いておきます。このカードはもうプレイには使いま せん。次のプレイヤーは,自由に1枚のカードを出して最初の場札にして,自 分の番を終わります。 2枚目のカードを出したときに手札がなくなった場合は,場のカードはその まま残ります。次のプレイヤーは,通常通り,その1番上のカードに対してプ レイを行います。 <ゲーム> 何ディールか行って,1番負けの少なかったプレイヤーが勝者となります。 <3人ゲームと2人ゲーム> 3人ゲームでは,黒のスートの7を除いた30枚のカードから,各プレイヤ ーに10枚ずつ配ります。2人ゲームでは,7と8を除いた24枚のカードか ら,各プレイヤーに12枚ずつ配ります。(Parlett氏の提案です。) **********************************************************************