しのらーの耳はロバの耳 2

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水のいきもの

 ウォータールーパー・ムツという、バーチャルペットを飼っていた。水の中で魚?が泳ぐオモチャで、話しかけたりするとなつくの。残念ながら居間にて水替え不足からボウフラを発生させ、信用をなくして片付けさせられたが…。

 しかーし!私が飼っていたのはムツだけではなかった!

 何と!水虫だ!

 リカちゃんもビックリの大偏食な私。小さいころから指のささくれは「栄養が偏ってるからだ!」と脅され、とてーもコンプレックスに生きてきた。確かに爪はキタナイ。生えるのに精一杯、って感じ。
 でも、マニキュアがある!

 足も然り。割れやすくて二枚爪になりやすくて大変だけど、マニキュア塗ってごまかしてた。
 それでもかなり割れる。

 そんなある日、ソファでうたた寝していた母の足の指の爪を見た。おお何とビューティフル!(いや、多分普通なんだろうが…)ハタと気付いた。自分のはキタナイ、弱いだけじゃ説明しきれない異変がある、と…。

 聞いたことがある。『爪水虫』。かゆくはないが、爪に水虫のばい菌が入ってボロボロになるって…。父親はホストファミリーとして、長年水虫を受け入れている。長い付き合いだ。薄々不気味さを感じ、皮膚科に出かけた。

 皮膚科に行ったのは表向きはあごにあるホクロ(小さいけどでっぱってるの)を取るため。もし悪性のホクロだったらイヤだから…。しかし、先生は「女の子の顔にメスを入れるのは反対です」と言う。
 そんな用件で行ったはずなのに、問診票で足のイラストの先っぽの方にもマークしたからトーゼン、小さな台に裸足を乗せているワケで。

 「あの〜ぅ足の爪が弱くってぇ〜すぐボロボロになっちゃうから〜本で見た爪水虫ってヤツかなぁ〜と思ってぇ〜」と控え目に言うと先生はキッパリ、
 「これは確かに水虫の菌が爪に入ってますね」
とバッサリ。「薬を出すので塗ってください。2週間後に見せてね」

 やはりやはりやはーり、水虫であったか…。
誤解のないように言うけど、全然かゆくはない。心当たりは父、温泉などいっぱいある。それに、とっても多い病気なんだよ!決してフケツー!とか恥ずかしー!とかゆーのではないのです。

 …と言いつつ、自分が一番恥ずかしい…。
今まで平気な顔して足マッサージに行っててスミマセンでした…。私の癒しだったのに…。いつ解禁になるんだろう…?

 隣の薬局では若い娘さんたちばかりが働いていた。アトピーの子供とオヤジに混じって水虫の薬をもらった。赤面。

 こうして私は立派な水虫デビューを飾った。長い付き合いになるのか、アッサリ別れるのか、神のみぞ知る!
これを読んで心当たりのある方はすぐに病院へGO!ちなみに皮膚科です…。


白血球が多い

 私は白血球が多い。
 いつも血液検査で引っかかる。標準成人女性の3倍くらい!すわ白血病か!と思ったが、再検査の結果はいつも「日常生活に支障なし」。体質のようだ。疲れているとさらに増える。
 でもお陰で風邪を引かないのでは?と、最近ではいい方向に解釈している。

 でも、この“白血球過多体質”が原因か?と思われる、私の性格の傾向を発見!

 私は結構人見知りなのだが、自分が新入りの場合は積極的に話し掛けて溶け込もうと努力する。
 …が反対の場合。私の属するコミュニティーへの新入りに異様なまでの拒絶反応を起こし、外部からの侵入者をやたらと攻撃するのだ。
 それも「顔がムカつく」とか、「メモを取らなかった」とか、「開けたロッカーの扉がぶつかった」とか、難癖をつけるのだ〜!
 でも、消化っつーか、除菌?するととってもイイ人に変わる!すごく仲良しになる!何なんだ一体…。

 “顔がムカついた”同僚とも今じゃ師弟関係だし、「新聞を読む姿勢が気にいらん!」「ハナクソ掘った!」といちいちチェックしていた上司も仲良しだ。

 現在のターゲットは異動で来た某男性。決して心を許さず、めちゃくちゃ厳しく指導する私。でも屈託のない同僚とかが楽しそうに話したりしてるのを見てると、「お?この人はいい人なんだね?」と、すぐに自分も追随。結局のところ、他人の判断を仰ぐってワケだ。でも今のところ、雑談は人を介してしかしない。徹底してるのだ〜。

 ダンス教室にも気に入らない侵入者が。組んだ時のホールドが強すぎて痛いとか、鼻息が荒いとかズバリ息がクサイとか。そんなの、ある程度の年齢の男性なら仕方ないし、仲良くなっちゃえば気にならないんだけど、今のところ猜疑心の固まりのような態度を取ってしまう。ダンスというより、乱取りみたいで、彼のリードに絶対に従わない!彼が出した歩幅より小さく足を出したり、角度を変えたり。

 ごめんね…もう少しの辛抱だからね…。白血球が多いの。体質なのよ。


イイ女養成ギプス

 家にいる時の私、そりゃあもう!見せられるシロモノではナイ!

 うっとおしい髪の毛は“ふかわりょう”と呼んでる無印のパイル地のターバンでまとめる。でこっぱちの情けない姿…!
 首は冷え防止でいつもタオルを巻いている…。
 部屋着の中にコッソリと、でも力強く“背筋矯正ベルト”。肩が内側に入った姿はみっともないもの!
 持病の腰痛には“直貼”かピップのチンして使うホット腰痛ベルトをはめ、温める。
 土踏まずからふくらはぎまでは引き締め靴下“メディキュット”。“足指ひらけっぱ”で足の指を伸ばしつつ、冷え防止の靴下を履く…その上に土踏まずサポーターをはめたりもする。さらに健康サンダル。
 就寝時はハンドクリームをたっぷり擦り込み、綿の手袋をする。

 こんなだから、誰か来ても居留守を使ってしまう…いや使わざるを得ない!役立たずな娘を許して…。でも、美容の道は1日にして成らず!よ!家を出るときの方が薄着な私ってどこか間違っているのかも…?


素直な私

 私が世界中で一番、素直で可愛らしいところ…。それは化粧品カウンター!

 コスメフリークの私は、最近では通販の某ブランドを主に使っているけど、やはりカウンター詣ではやめられないのよね♪

 そして、どんなに厚化粧の美容部員であっても、タカビーあるいはあったま悪そーなネーちゃんでもMAXの笑顔で臨むのだ!普段人の話を全く聞かない私がいちいち新鮮に驚き、「ええー!知らなかった!」「わ!すご〜ぉい!」とナイスリアクション!(コンパに活かせ!って…)

 それもひとえにサンプルゲットのため!(キッパリ!)いかに多くのものをタダでいただくかが勝負!効果はバッチリ!ローションマスクゲット!や、マニキュアをぜーんぶ塗り替えていただいたこともある…。少ない投資額でたくさんの収穫を得るためにはやはり、“感じのいい客”でないとねー。

 でも某高級ブランドはアカン。おネーちゃんの人を見下したような強気で高飛車な態度にゲンナリなのだった。ものすご〜く小声で囁くのよ!お前は早瀬優香子か〜!(誰も知らない?)

 この調子で香港でも拙い英語を駆使して戦利品を得た私。別に使うわけでもないんだけどォ〜何となく。


はずかしい悩み

 …ていうか、困ったクセがある。それは・・・・・・泣き虫なこと!
涙腺が超、ユルユルなのだ。

 前から薄々感じていたんだけど、小4時の担任の一言で確信した。
「お前怒ると面白いな〜!すぐ目がウルウルするもんな!」
この先生は私をとっても可愛がってくれたんで、怒るといってもちょっと注意するっていうぐらいだったんだけど、何て鋭い指摘!

 そう、友達と喋っていても、かわいそうな話、何より「私はこんなに感動した」っていう系の話になると目が潤んでしまうのだ…。ハズカシイ。慌てて目をそらす挙動不審な私…。何を自分の話に酔ってんじゃーーーーっ!人の話にはめったにウルウルしないのに。

 大人になり、会社で指導されることも多くなったが、これがまた大変。その大半は“悔し泣き”なんだけど、ちょっとでも注意っつーか、アドバイスとかされるともう、泣いちゃうのだ。といっても、もういい歳した大人。まず目をそらし、俯く。そしていつも「あと1回瞬きしたら出ちゃいます〜」というところでグッと涙をこらえているのだ。泣くのは卑怯、泣いたら負けと思いつつ、泣いちゃったこともある。この時はランチをご馳走になった。泣いてみるもんだ!

 高校の時、嫌いな担任だったが、元々卒業に弱い自分は号泣。先生も感動して優しかった。印象、グーンとアップ!(卒業式に酔ってただけだってば)
 短大の頃、留年しかかって学年で10人ほどが親と一緒に呼び出された。仲良しの担任に「ちゃんとやれよ〜」みたいに言われ、ヘラヘラしてた私だったが、生まれて初めて味わう屈辱に「のび太みたい…。私って何て可哀相!」と感動していると次第に涙が込み上げて…。俯いてハナミズをすする私に先生の手綱も緩む。隣で一緒に呼び出されてた友人は帰宅後、「○○さん(私)はあんなに反省しているのにあんたはもう!」と怒られたそうな…。とんだとばっちり。先生もまさか、『可哀相な私』という物語に自分で酔って感動していたとは思うまい。
 中国公演で流した涙も実は、「マミちゃんのために海を渡った私。やっと…やっと来たよ!」と、自分の中だけで感動のストーリーが再生されてしまい、涙で舞台が観られなくて困った。あとでファンレターに書こう、とかHPにこう書こう、とか感動の文面を考えてると、またさらに泣ける!

 思えばこの泣きグセも、たまに役立つっつーか「そうか…分かればいいんだ」とか「俺と別れるのをこんなに辛く思っているのか」とか、いい方に誤解されてばっかりで損したことはあんましなかったなー。

 もちろん、映画やドラマ、漫画やちょっとしたドキュメンタリーにも号泣。映画で号泣したのは『アウトサイダー』『フォーエバー・フレンズ』かな。『フォーエバー…』の方は、鑑賞後ずっと涙が止まらず、泣きながら歯磨きしていたのを覚えている。
 寝る前に必ず本を読む(マミちゃんと同じ習慣♪)私、この間、久々に一条ゆかりの『砂の城』を手に取った。これが間違いだった…。深く物語に入り込んでしまった私、寝ても涙が止まらない。耳に涙が入ってしまって大変だった。
 お芝居では『WSS』かなぁ。もう、ウルサイっちゅーの!っていうくらい、泣きが入ってしまって、それも死ぬ場面だけでなく、幸せな場面がヤバイのだ。「これから起こる悲劇も知らずにああ!」とか勝手に思ってうっうっ…と唸ってしまう。
 テレビも桂小金治系、感動のごたいめーーんなんて絶対にダメ。アニメの『怪物くん』最終回でも号泣。最近『ここがヘンだよ日本人』を見て泣いた時はさすがにヤバイと思った。

 こういうの、感受性が豊かっていうのかな〜。でも日常生活に差し支えがあるし、ヘナチョコ野郎と思われるのもイヤなので何とかしたい。でもいざ、スイッチが入ると、どんなに楽しいことを考えてもダメなんだもん…。


電話セールス

 勤務時間が変則的なので、よくヘンな時間に家にいる。
セールスの電話をよく受けるのだが、ピン!と来るとすぐに、ヘナチョコなよなよ声を出して“風邪を引いて休んでいる小学生”のふりをする…。
 そして「お母さんはいません」というと効果てきめん!まさかあっちも20代後半の社会人とは思うまい!フハハハハ〜!
 急に優しい口調で「あらあらごめんなさいね〜。お母様によろしくお伝え下さいね〜」だって。私だってハンコ1つでいろいろ買えるのよ〜。

 新聞の悪徳商法コーナーが好きで「結構です、では断ったことにならない」とか、「相手の社名を尋ねる」など、対処法をよく読んでいるんだけど、こんなだから、試すチャンスは全くないのさ。


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