まみ様と私

* しのらーが真琴つばさ様に出会い、ズブズブとはまっていった経緯を書き綴ってみました *


*プロローグ*

90/2/11 中日劇場『ロマノフの宝石』

 初の宝塚観劇。マミちゃんと運命の出会い。…のハズだったけど、母(なつめファン)の勧めでイヤイヤ観に行ったので記憶にない。(チケットはおごり!今じゃもちろん、ビタ一文出しちゃあくれない…)お菓子を食べながら観ていて、知り合いに呆れられた。出待ちもしたらしい(母が強制?!)。全く緊張していないため、写真はファン人生の中で最高の出来だった。

注*この年、星組の『メイフラワー/宝塚レビュー90』にて、大劇場にデビュー。


*第1次ビッグ・ウェーブ*

宝塚グラフ91/3月号

 花組特集の主要メンバープロフィール(p69)のマミちゃんに一目ボレ!(寿司屋の板さん風角刈り?!あわわ…)母に「この人、誰?」と詰め寄る。「ああ、若手の注目株よ。今度名古屋に来るから見たら」と母。

91/3 『美しき野獣』名古屋特別公演

 お迎えに名古屋駅に行く。「どれがマミちゃん?」と友人に尋ね、思わず「マミちゃ〜ん!」と叫んでしまう。「ん?」と振り返るマミちゃんの目に映ったのは見ず知らずの私…。あの時、トニーとマリアのように何かが始まれば良かったのに…!この公演で転がり落ちるようにマミちゃんにハマる。ちょうど友麻夏希さんが退めたため、マミちゃんが役替わりでちょっとオイシかった。千秋楽が傑作だったんだけど、この頃からアドリブの天才だったなぁ〜。野獣のところは勿論、カッコ良くって、ちょっと“狼”の片鱗アリ。

91/5 『TMP音楽祭 エスノ・ポップス』

 マミちゃん初のTMP!(89年は公演中だったのでダンスチーム出演)昔も今もチケットは超プラチナ!何とか抽選で当たり、行って来ました衛星中継at名古屋…。そりゃもう、お楽しみっていったら2部のランバダよ〜!!71期四天王が勢揃いなのでありました!まだ他の3人より注目度は低かったけど、誰よりも輝いて楽しそうだった。

91/7 『ヴェネチアの紋章/ジャンクション24』

 マミちゃんに会いに初めて大劇場へ。まだ下級生だったため、テレビには映らないから!となーちゃんのサヨナラ公演は全くムシして、マミちゃんだけをひたすら追う。ショーの銀橋とエトワールが楽しみだった。“紫スパンは出世する”のジンクスもあったし。新公はテスト週間(まだ学生だった)で行けず…。東京の新公は行こう!と固く決意。

91/8 バウ『ディーン』

 ヤンさんのバウに2番手(!)で出演。格好良かった!出番も多いし、未来のスターって感じだった!しかし夏目佳奈さんとのデュエット、友人が観た回では失笑が起きたらしい…。お歌はまだまだだった。

91/8/24 宝塚ホテル翡翠の間にて初のお茶会参加

 初めてじっくり見る生・マミちゃんはボーイッシュで可愛かった。優しくて初々しい感じ。まだまだシャイで、今みたく面白いことは言ってなかった気がする。

91/11/12 東京『ヴェネチアの紋章』新人公演

 現在勤務中の会社の2次試験で急に行けなくなる。チケットも取ってあったのにぃ〜!最初で最後の新人公演を2度も見逃す。あ〜勿体ない!友人にさばいてもらった…。助けて!ドラえも〜ん!

注*舞踊物はまぁいいや〜と単純な考えで『白扇花集/スパルタカス』を観に行かず。あのすばらしいリフト&素敵なタイツ姿を見逃す。パオロも結構いい役だったのにね。

92/4 『小さな花がひらいた/ジャンクション24』地方公演

 タモちゃんが初バウ主演している間、地方廻りの新トップ、ヤンさん組。お芝居、マミちゃんは何と子役だ…。大きかった。ジャンクションは役替わりでかなりオイシイ場面をもらってて、出世ぶりに嬉しくなった。

92/9 『心の旅路/ファンシー・タッチ』

 お芝居はヤンさんの弟役。スーツが似合ってカッコ良かった。ちょっと大人の役でした。ショーは…。マミちゃんファンの間でちょっと有名なマミちゃんが『ONLY YOU』を歌う場面…。唐沢くんが某生保のCMで歌ってた調子外れの同曲にソックリだった。(友人にからかわれた…!)うん、ちょっとまだまだ発展途上だったし、難しい歌ではあった。すごく一生懸命だったけど。でもタモ、マミコンビが銀橋で歌う『YOU』は良かったなぁ〜!注目の新進若手男役!って感じで豪華でした!歌はむむ…2人ともトホホだったけど、見た目はバッチリ!タモ・マミコンビの名場面です〜!

注*バウ・コンサート?何それ?と思い観に行かず。

92/12 『歌劇1月号』

 うぅ、ショック〜!新春カラーポート、ノル、トド、タモが3人で1頁に載っているのに、マミちゃんはモノクロだった…(ロン毛で振り袖だった)。この仕打ち、今でもくやしく思い出す。「もしかしてトップ駄目なのかな…フフ」と一人俯く。

93/2 『メランコリック・ジゴロ/ラ・ノーバ!』

 あの有名なバロット。本人もファンも気に入ってるようですが私はダメでした。何だかねぇ〜。笑わせてもらったけど、ちと哀しかった。この作品自体、特に思い入れはない。ただ歌が結構良かったような?ショーはマミちゃんが一場面もらっていて(というか中詰めのスターメドレーみたいな感じ)、ちょっと嬉しかった。この場面のポストカードは宝物だ。

注*この頃、月組への組替えが発表され、めちゃくちゃ落ち込む。カナメちゃんは大好きでよく観てたけど、次のトップはアマミ。彼女の下で働くのか…とガックリ。タモちゃんが羨ましかった。

93/4 『ル・グラン・モーヌ』

 初主演!美しく儚いアイス・ブルーの世界!古典的、耽美派の舞台!(写真や公演評によると)…って、ただ単に「ゴールデン・ウィークできっと混んでるわ」と観に行かなかった…。新公と並び、悔やんでも悔やみきれない大失敗!

93/10 『花扇抄/ミリオン・ドリームズ』

 組替え後初の大劇場。よくよく考えたら3番手じゃないの!マミちゃんは若衆姿も美しく、危なげなところは全くなかった。ジュサブローの衣装がとっても似合ってた武将は儲け役!とにかく綺麗だった。『扉のこちら』は出演せず、ちょっと欲求不満。しかしショーは大・大満足!月組に新風を吹き込んだ!マミ・ずんが加わることで、ちょっと地味目の印象だった月組が華やか〜に!色があまりにも違って、目が行っちゃってしょうがないって感じ!マミちゃんの表情も生き生きして、輝きが一気に増した!“レッド・ベレー”と“ダークドール”は名場面!それからラスト、大階段の上からマミちゃんが登場、腕をグルグル回したあの瞬間、“月組に真琴つばさあり!”って感じで素晴らしい演出だった。何だか未来が急に明るくなった感じ!

93/11 『夢の10セント銀貨』

 天海人気で後ろの方でしか観れなかった。久々のマミちゃんのお芝居、キザでイヤミなヤツだったけど憎めない、ユニークなキャラだった。

94/1 『風と共に去りぬ』

 勿論、スカーレットTを観た。席が後ろすぎてマミちゃんだかヨシコちゃんだか分からなかった(!)が、声はいつものマミちゃんだった。カッコ良いマミちゃんがしなを作ってニッとしている、そのギャップが新鮮。オカマなんて思わなかったけど、みんなに言われた…。最近じゃあいろんな人がスカーレットを演って、心強いわぁ〜!

94/3 『夢の10セント銀貨』名古屋特別公演

 東京・風共前とあって、ロン毛のマミちゃん。カスターのリーゼントを作るのにすごく苦労していて、ピンがダダーッと並んでいる姿は壮観。前髪も長すぎて、大変そうだった。

注1*今なら間違いなく行くロンドン公演も当時は指を加えて眺めているだけだった。やっと、憧れの初の海外公演!出世ぶりにジーン。
注2*『エールの残照/TAKARAZUKA・オーレ!』は東京のみの出演だったので行かず。東京は遠い…。
注3*地方公演の風共は名古屋近辺には来なかったので行かず。マミちゃん、アシュレだったのに〜!当時の私には静岡も遠かった…。

95/1 『ローン・ウルフ』

 あの素晴らしい名作!ちゃーんと観てるのに「小池先生って天才だなぁ〜!」と思ったぐらいで、結構穏やかに観てた。しかしこれは序章に過ぎない…?!

注*会社のみんなを引き連れて行くはずだった『ハードボイルド エッグ/EXOTIKA!』。そう、震災で中止になったのでした。『Beautiful Tomorrow!』もアマミ人気で無理だろうと思い、申し込みもせず。地方の『エール/オーレ!』は記憶に全くない。(行ってない)東宝『ハードボイルド』も遠いし、チケット無理だろうなーと早々に諦める。

95/8 『ME AND MY GIRL』

 ウタコさん版のミーマイが大好きで、カナメちゃんのジャッキーがお気に入りだったので超楽しみにしてた。会社のみんなも連れて行く予定だったのに、アマミファイナルでお断り。自分の分のみ取れたので1人で観に行く。マミちゃんのジャッキーはスカーレットより女らしく、キュートで可愛らしく憎めない!衣装も歌もどれも可愛くって、マミちゃんの作品の中でもかなり好きな役!

95/9 『TM ZONE』

 マミちゃん初めての写真集『TM ZONE』が出る。「ああ、とうとうここまで…!」と感慨深かった。マミちゃんの拘りと美しさが存分に発揮された作品。最近のみたく豪華版ではないけど、当時の私は大満足!


*第2次ビッグ・ウェーブ*

95/10 『ローン・ウルフ』名古屋特別公演

 名古屋では3日間の公演。今の私なら間違いなく3連休取るんだけど、初日・千秋楽の4回観劇。真ん中の日は出勤。(追っかけも行かなかった)でも、マミちゃんはかっこよすぎて、仕事にならなかった。何より、この名古屋にマミちゃんがいる!ジェイソンが来ている!地元なので結構いい席で観れたのもあるけど、もうジェイソンってば!『ローン・ウルフ』ってこんなに素晴らしい作品だったのか!と大感激!マミちゃんも涙を流す熱演ぶりで、もちろんアドリブも楽しいし、本当に思い出に残る作品!千秋楽では♪ミスター・メディアウルフ♪客席にを歌いながら客席に降りてきてくれた。白い羽根を肩にたらしたマミちゃんの輝きに圧倒されて、「この人って、スターさんなんだなぁ」と立派になった自分の大好きなジェンヌの晴れ姿に感動する。今公演で完全に脳ミソを破壊されたしのらーは、後の1カ月強、頭の中に常に『ローン・ウルフ』系の曲が流れて仕事にならない状態が続く。

注*11月、『宝塚狂言の会』も全然検討しなかった。狂言に興味なかったし。でもこの公演のマミちゃん、面白かったらしいですね〜!

96/1 バウ『訪問者』

 うーん、何の印象もない作品。「意外と青天似合うのね」って感じ。あ、でも粋でいなせな兄ちゃんは似合ってた。中日劇場で『ミー&マイ』のジャッキーを演るよりバウ主役を選んだマミちゃん。名古屋ファンとしては哀しかったけど、2つのお芝居から成る作品で、まぁ2度オイシかったかな。チャルさんとの歌が耳に残る…。何かミョーな歌で好きだった。この作品のCDジャケ写はものすごく格好良くて大好き!今をときめくタニくんや檀ちゃん、そして後の花組娘役トップとなるほさち嬢と、共演陣は豪華だ。青天姿のスチールは綺麗で大好きな1枚!

96/3 『CAN−CAN/マンハッタン不夜城』

 マミちゃんが2番手に!『CAN−CAN』ではヴィクトールの色男っぷりにクラッとする。何てったって主役の次にオイシイ役だ!マミちゃんの上に1人しかいないのは何だか不思議だった。『マンハッタン不夜城』はキラキラで目眩がしたけど、市長はカッコイイし、城泥棒には何の不満もございません♪ファンが増えたのか、この頃から平日に行っても席が今一つになった。

注*8月、今や伝説となった呉ポートピアランドでのショーは遠すぎて行けず…。一応行く気は満々だったのだけど断念。

96/9 『チェーザレ・ボルジア/プレスティージュ』

 マキャベリ役には不満があったが、どの衣装も似合ってて満足。この頃は後でマミちゃんがチェーザレを演じるなんてこれっぽっちも思っていなかったのでのんびり観る。『プレスティージュ』は“これぞレビュー!”みたいな作品で大満足!WSSと最後のフィナーレのタンゴが好きだった。

注*11月、月組の生徒4人と共に行くイタリア・ツアー。イタリアはもともと行きたかったので検討したが、友人が会社の業務の関係でどうしてもお休みが合わず断念。今のように「1人でも行くわ!」という強さは残念ながら持ち合わせていなかった。あー惜しいことをした〜!

96/12 『バロンの末裔/グランド・ベル・フォリー』

 バロンは最初観たとき、「何てつまらないんだろう…」とガックリした。…が、じっくり観ると正塚ワールドに入るというか、しみじみいいんだなぁ。グラベルはもう、最初からウットリ!何てったってマミちゃんのジョルジュ・サンド!マミちゃんの女役が大好きなので、このシーン、オペラの使い過ぎで肩が凝って筋肉が震えるぐらい…。サンドの本も買ってしまった。ラテンの中詰め、男役を従えて踊るところも好き。マリコさん、ユキちゃんとの役替わりを観てからいよいよ、マミちゃんヴァージョンを観たので、トップさんと同じ役をやっていることに感動した。

注1*97/1月、お正月早々、マミちゃんが次期月組トップという新聞記事を発見。嬉しかったけど、どうやら“勇み足”の報道だったようで、お茶会でマミちゃんも困惑していた。
注2*2月、マミちゃんディナーショーは、自分の海外旅行と重なって行かず。4月の東京公演も行かず。「東京デビューはマミちゃんがトップになってから!」と決めていたので。5月のTCA、実質トップお披露目となる公演だったけど、もちろんチケットは入手できず。がっくし。


*第3次ビッグ・ウェーブ*
〜現在進行形〜

97/6 『EL DORADO』

 マミちゃんと出会って6年強。こんな日が来るなんて…!もちろん初日に駆け付けた自分、マミちゃんが表紙のプログラムや大きなポスターに大感激!開演アナウンスに号泣、太陽神の登場にも号泣!話の結末にも涙したが、フィナーレの紫の衣装で大階段から登場するところもじーんと感動した。組子大勢が迎える中、大階段を下りるマミちゃん。振り付けもマミちゃんを讃えるみたいな感じで、みんなが手を伸ばしてしゃがんだ時はまた、ダラダラと泣いてしまった。パレードでラストに登場するのにも大感激!それに何と、客席に降りて、会場を一周してくれた!あのフィナーレの羽根の付いた衣装で…。センターブロックに座っていたので、近くを通るマミちゃんにただただ呆然!顔はもちろん、涙でクシャクシャなのだった…。


 …こうして“好きになったジェンヌがトップに就任する”という、ファン冥利に尽きる経験をした私。多くのファンがそうであるように、金銭的に破滅への道をまっしぐらなのだった…。でもいいの!幸せだから!しかしトップのファンってお金がかかるのね…。後悔しないよう、前進あるのみ!


続く...


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