『黒い瞳/ル・ボレロ・ルージュ』

月組TAKARAZUKA1000days劇場公演 1999年1月2日(土)〜2月7日(日)


 組替えなどで若干、役替わり。前半はリカちゃん休演というアクシデントもあったけど代役公演は観てません。ショーはともかく、録音はやっぱり大変そう。テンポがいつも一定っていうのもあんまりなぁ…。やっぱ舞台はナマですからね!役者に合わせてナンボだなぁ〜と思った。では感想を変更点を中心に。

 まず『黒ひー』。ユウコ姫の雪の少女との場面、ちょっと変わりましたね。大劇では一緒に踊り始めたニコライが♪らららーららー♪と歌ってる。一緒に踊るところが好きだったので残念!あと、雪の少女の「うふふふふ。あはははは」みたいな笑いはイヤだぁ〜!(これは後の2人の出会いのシーンでも流されるんだけど)。でも回を重ねるうちに「まぁイッか」と思えてきた。女帝陛下の「彼女です 彼女です 彼女です…」も最初はイヤだったけど、今じゃすっかりモノマネのレパートリーだし。

 ズーリン少佐はうーさんですね。ウルバンバがいないと淋しいわ。うーさんは2役を演じ分けてて良かったです。反面、イヴァン中尉が老け込んでしまったケド。(本当に大砲が使えるのか?!)兵隊の訓練風景はますます…ヒドくなった。シヴァーブリンでなくても心配だわ〜。そのシヴァーブリン、ヘアスタイルが変わりました。個人的には前の短髪がガイチらしくて好きだけど(リフ風)、ロン毛の方が“不良貴族”みたいで悪っぽくていいかも。コサックになったなるじゅんが目立ってて嬉しかった。ゆうひくんのザルービンは貫禄があっていいけど、なるちゃんがいないのも淋しい…。ケロちゃんのマクシームィチはちょっと朗らかになりましたね。樹里の方が年上っぽかったかな。

 大好きな♪二人の瞳♪。ニコライに続いてマーシャのパートになる前、間奏が1フレーズ入りました。聞き慣れた耳には前のがいいような。間延びしちゃうもん。でもここのデュエットは最高です。2人ともカワイイ!マーシャになりたーい!

 マミちゃんが自分を助けにくるような気がしてうっとり聞いてた♪どーんな事が〜待ーちうけていよーとーもー♪。後の間が短くなって余韻に浸れなくなった。残念。拍手喝采したいんですけどね。(ホンネならキャーッて悲鳴も上げたいよ)

 リカちゃんの“バチダンス”。バチを投げて渡さなくなったので落とす心配がなくてホッとしたけど、投げた方が格好良くない?それに録音なのでいきなし終わるのが残念。「申し上げます!」という間がさぞかし難しいことだろう。ケロちゃんのマクシームィチ、囚われのマミちゃんを見て言う「少尉…!」という呟きがイイですね。

 ソリの場面は相変わらず良い!1000daysの雪はボタ雪ですね。大劇場の雪の方が積もりそう!髪に紙吹雪が付くのが減って、マーシャに取ってもらう回数が減ったような…!?(いつも妬いてるくせにないとつまんない。)

 追撃・闘争の場面は相変わらずお見事!照明の色合いとか振り付け、音楽、全ての要素が無駄無く完璧!マミちゃんの眉間のシワも美しー!(マニアなので)

 査問委員会、嘉月さんの「マーシャの名前を出さなかったことに、ニコライはほっとした」っていうセリフ、いつも聞き入ってしまう。滑舌も良く、表情豊かで上手いなぁ〜。今公演、マーシャと女帝の場面の方が注目度が高いだろうけど、マイブームは♪ペテルブルグへの道♪。トリオの歌、メロディが美しいし、3人の振り付けがイイの。それからマーシャと雪の精のダンスは非常に美しい!布の使い方とかすごく一生懸命見ているので、たぶん私、布さばきはバッチリだと思う。あのウエストのない黄色いドレスも可愛い。(その前の白いコートも好き)そして忘れちゃならないトリオのリフト!ユウコちゃんのホールド力は言わずもがな、みんなリフト上手!特にタニ!ああいうリフトが出来る人って限られるからいつも「すげー!」と感動して観てます。袖に入り際、3人でリフトするあの格好もいいな。急いでる!っていう風に見えるもの。

 ニコ&プガの再会場面、処刑場に行く途中だったのね…。大劇場ではサヴェーリィチの「処刑場に引かれて行くそうです」っていうセリフ、あったっけ?でも処刑場って知ったらものすごく悲しくなった。それまで「裁判かなー?」と無邪気に思ってたもんで。それに気付いてから「今生の別れなのね…!」と目がウルウル〜!

 そして美しいフィナーレ。2人の背負っていく様々な人たちの命に思いを馳せ、涙ぐんでしまう。強く生きて行く2人を励ます雪のコサックたち…。「みんな幸せになってぇ〜!」とジーンと感動。最初から最後までひたすら、雪が美しく降るのでした。ビデオでもしつこく何度も鑑賞しているので、大劇場よりも感動度がさらにアップしていた…。この作品への思い入れが超強くなった為でした。

 最後に、プログラム見てて思ったけど、それぞれの場面についてる名前、イイと思いません?「東に雲が起こる」とか「ニコライ、草原に走る」とか。何だか小説みたい!




 変わって『ボレルー』。サパテアート・ノワールAの銀橋マミちゃんウインクはもう決して見逃さないようになった私。偉いぞ!シンガーのタレちゃんは色っぽい感じ。樹里の迫力ヴォイスの方が好き。

 ブルー・ローズ、リカちゃんのネクタイがきらきらスパンから普通のに変わってた。幻の男は2人もメンバーチェンジだったんですねぇ。ユウコちゃんのカツラは絶対大劇場の方がイイ!ガウン脱いだときや、踊ってる時にロングの方がキレイだったから。でもショートも可愛いんだな〜、これが。顔にはショートの方が似合ってるかも。

 カルナバル・インフェルノ、ルシファー様の登場がセリじゃないのはまぁ、しょうがないか。インフェルノ男のレッド・パープルがそっくり変わった訳ですが、2人ともおとなしいぞ〜!特にナルちゃんの♪ムワンボォ〜ゥ!♪「どーしちゃったの?!」って感じの壊れ具合で大好きだったので、ユウヒくんには是非一皮剥けて弾けてほしいっ!ケロちゃんも上品でキレイなのですが、ここでは壊れて叫んでほしい!ここは是非♪ムワンボォ〜ゥ!ボォ〜レロ〜ゥ!♪で頼みます。ルシファー様のセリ上がり、“セリもどき”を使うのですが位置的に後ろ向かなくちゃいけないので何かやだな。銀橋の真後ろだし。でもマミちゃんは毎回、視線攻撃で楽しんでいるようで。お陰でステージ上のダンサーの表情のチェックに余念がない私…。でも現場は押さえられなかった。振られたルシファー様の最後の雄叫び、スゴすぎ…。「うわ〜っ!!」と絶叫し、さらに白目を剥くマミちゃん。恐いですねぇ〜。狂気を感じる…。

 ジプシーもリカちゃんの格好良いセリ上がりがなくて残念だわ。ビデオでここ、カットされてたので「堪能しなくては!」という強迫観念に取り付かれ、瞬きすら惜しい…。

 新たに増えた♪ミ・アモール♪。エッチっぽい歌でセクシー。ユウコちゃんのあのようなヘアスタイルって珍しくて驚いた。2人はお互いの声を合わせることが出来るってソワレ誌にあったけど、こういうことかって思った。ハモリの第一声でお互いに音量や声色を調整してる!名コンビやなぁ〜。銀橋デュエット、キス付きで、マミ&ゆうこファンには嬉しいプレゼントです。

 ♪情熱の翼♪、「きょうは今まで観た中で一番ノリノリだった!」と毎公演思う私。毎回って、どういうことなんだろう…?この場面、歌も良いし、振り付けも良いし、大階段あり、真っ赤な衣装が素敵だし、3人寄り添う名場面あり、掛け声も堪能できるし、銀橋にも出てくるし、大熱唱で終わるし…というワケで、一番拍手が大きいですよね?ラスト決めの3人、すごく良い笑顔だし、マミちゃんの投げキス(投げてはいないか。)もゾクッとするし、照明消さないでー!って思う。

 フィナーレ、エトワールはアツだけになっちゃって負担増かな、と思いきや、心配ご無用!オペラ歌手のようです。ユウヒくんにソロが出来て良かったね。マミちゃんの羽根、シマシマの羽根が増えて派手になったんだけど、前の方が好き!シンプルでセンス良かったのに〜。銀橋を通るマミちゃんが♪Ai Ai Ai〜♪とめっちゃ元気に叫んでクルッと回るところ、本当に脂がノッてるなぁ〜と頬が緩みます。

 このショー、「シーンにまとまりがない」「タイトル負けしてる」なんて声もありましたが、私には結構、一貫してるように見えてきた…(笑)!流れもちゃんとあるような気が…。何だかんだ言っても、ファンの観たいツボを押さえてくれるこのショー、あの『情熱の翼』の熱唱とともに忘れられなくなるわね、きっと。



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