花組大劇場公演
『琥珀色の雨にぬれて/Cocktail』
宝塚大劇場
2002/3/23

うーん、、この両作品好きかも…。サヨナラ作品に(お披露目でもあるが…)ヘンなセリフやらギャグ、???な衣装がないって、こんなに幸せなのか…。

琥珀はオープニングからしてカッコイイ!ちょっと螺旋を思い出す、ダークな照明に色合いを抑えた衣装。行き交う正装の紳士淑女…。エジプシャンウォークかあるいはヒゲダンスか。ダンスの上手下手に全くこだわらない私だけど、チャーリーの動き方が好きなのよね。足とか手とか腰、目の使い方が。このオープニングだけでも「来てヨカッタぁぁぁぁ〜!」と思えるし、「これから一体何が?!」とワクワクする。こうでなくっちゃ。嗚呼。マミちゃんは何で回るケーキだったのでしょう>涙。

チャー様が一花に言う「かわいいね」の棒読み気味に膝カクーン。いや、この言い方が好きなんだけどね…。一花ちゃんはあっちゅー間に出世したよねぇ。主題歌は「はなのーーしずーーくよーーー」ってまた平淡な歌い方がたまらん。私はチャー様の硬さが好きなので、一般チャーファンとはきっと分かり合えない…。

しかしミドリを見て“妖精”とは…ちとキツイ。マダムっぽい大人の魅力がミドリの持ち味だと思うんだが…。いや、セリフだから仕方ないよね。でも歌もカワイイ歌詞だったねぇ。チャー様がぼ〜っと一目ぼれしてるのがおかしい。ここの「うつくしい」っていう言い方もツボなのだ。オサとのかけ合いの歌はハラハラドキドキ。ちょっと音が取りにくいが、手に汗握って聞いてる。ま、いんじゃないの?

アサコはさわやかやね。フランソワーズ役の遠野あすかの抜擢理由が分からん。パンチが弱い。フランソワーズって『激情』で陵あきのがやってたカルメンの奥さんのような冴えねー女。みとさんはチャーの姉?おば?一体何なの?

ジゴローズは素晴らしいっ!シビさんの「そーよォ〜あなったっはっジィ〜ゴロ〜♪」の歌、素敵過ぎ。ずらり並んだ男役の絵に描いたよーなジゴロ具合がたまらん!腰を多用した振付が見事。花組って割と、娘役がしゃしゃり出てきて「くぉらぁ〜っ!男役だけで踊らせんかい!」と腹立つこと多かったけど、ここはジゴロオンリーで良いわぁ〜!ゆみこ、らんとむが気になるっ。チハルさんもこっちのがいいんじゃない?コタツ、やっぱ太い。でもパッと目に付く。ケンカの場面、チャー様のキレ具合が素敵。めちゃカッコイイ。その後の「全部…見てたの?」でフランソワーズ相手にキョドってるのはオカシイ。クロードってまじめ一徹なんだねぇ。

青列車の場面は文句ナシに楽しい。ポッポさんとかさちみとか。幻想シーンは「恋してしまったのだ〜君に〜♪」の歌詞にハム太郎を思い出して大変なのに、「恋してしまったのだ〜」とリフレインのダメ押し。くるし〜!この場面は衣装もキレイでいい。歌も大好き!「あ〜あ〜あ、あ〜あ〜あ」って。チャーの硬質な発声&声質が好きらしい。放っといてください…何を言われても平気だもん!

ホテルのロビー、貴族のお嬢様であるフランソワーズがいくら急いでて身支度が完璧でないとはいえ、男に見えるなんてこたぁないだろう。ゴーグルにロングコートのドライブスタイルはホテルにふさわしくないのか?浮浪者が入ってきたワケでもあるまいし。ミドリのクールなキレ方がコワくてグー。そしてオサと「セ・ラ・ヴィ〜♪」と去って行く。ホント、セ・ラ・ヴィだねぇ。初演で演じたなーちゃんは今でも、この歌を良く歌うらしい。4人が歌い継ぐのは豪華でいいけど、やっぱあすかじゃ弱いよなぁ。

SM風のクラブの出し物のダンス、よー分からん。『うたかた』の民族調ダンスと同じくらい意味不明。ああでもその後の濡れ場は…生唾ごっくん。(てゆーかただのラブシーンなんだけど)団体の中高生にはちと刺激的かと。セリ下がりには2階席がオススメ。オペラ全開。

不倫旅行。「シャロン…かわいい。君を抱きたい」のセリフはこのお芝居の中で一番好き〜♪「ダメよ」とミドリみたく、チャー様をツンってしたい〜〜〜。クロード可愛い〜!いい感じで進むのにまたまたまた現れたストーカー・フランソワーズ。「おしまいなのね」って思うなら来るな!毎回全力で腹立つ!チャー様もお茶会で「フランソワーズってどこにでも来るよね〜ストーカーみたい」と言ってた。納得。ここ、非常にヅカちっくであります。取り乱す主人公、けなげに哀願する妻、「ほーっほっほっ」と高笑いする高慢ちきな愛人。いやー、ミドリさん、ここ全身赤ずくめの何やねん!ってカッコです。

(余談:チャー様とオサはお店でいろいろ毎日おしゃべりしてるらしい。チャ「シャロンのどこが好き?」オサ「ダチョウのような服装が…」など。)

ミドリさん、ホント、ダチョウです…。斜にかぶった迫力満点のお帽子。まさに悪役愛人であります。オロオロするばかりのクロード。引き際を心得た女。縋る妻。観客全員に後味の悪さを残す、残念な場面。もうちょっとだったのにーーー!ここの3人はものすごく上手い。「独りにしてくれ」と言われる妻、哀れすぎ。泣きながら走り去る…うううううう。めっちゃ感情移入しちゃうわー。

そして「まるで美しい思い出のよう」。マジョーレ湖の場面。ミドリが最後の最後まで妙ちきりんな衣装で、チャーもさすがペイさんがやっただけあってシンプルなスーツばーーーっかし。でもでもでも本当に幻想的でキレイだったぁ〜。この2人が上手く行く方法はなかったものかねぇ。振り返るチャーに拍手喝采、ホントいつも心のこもった拍手が客席から自然発生して気持ちイイ終わりなのでした。はーーー良作っていいねぇ。ラストがこれなら万々歳だよ、ホント。しっとりと、退団騒動のゴタゴタで疲れた心に温かく柔らかく降り注ぐ雨っつー感じだった。さよなら、クロード。

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さて、カクテル。これ、ハッキリ言って私の好きなショー歴代2位!もちろん1位は『BMB』ですわ。…つーか、主観1位は『BMB』、客観1位が『カクテル』でしょーか。いくら好きとはいえ、マミちゃんがもしやってたら「何だこの衣装は!」とか、すぐ難癖付けたくなる私の性分。でもチャーだと「はぁ〜いいショーだねぇ」くらいで済むもんね。ま、歌謡ショー的な構成は好きじゃなく、ヒット曲を使いたがる大ちゃん先生には苦々しい思いをいだいていたけど、今回はそれが成功したことを認めよう。『乾杯』なんて、見事な当て書きのようだもんね。

オープニングは『ジーザス・ディアマンテ』とかみたいだね。一瞬バロック調か?!と思うけど。チャー様のコスプレ美しいじゃないの。若い4人もそれぞれ個性的でええのぅ。ゆみこの扱いに感涙。宝塚の新陳代謝ってトップ交代と共に進むよねぇ。

はっちさんとみとさんのナイスなシェイク(結構長い…)を経て。みとさんは頭にカクテル乗せる気合いの入れよう!はっちさんも髪型にこだわり。うーん素敵なナイスミドルな2人。コスプレもいい感じ。

…豪華ケンラ〜ン!な場面からいきなし!なつメロの世界へ…。同じ主題歌の中なのにすげー変化。ついつい口ずさみたくなる昔のヒット曲のよーだ。♪シェイシェイ〜カク〜テルとかもーどーにも止まらん!「♪チャーリースプーン1杯〜♪」をついつい「チャーミー・グリーンいっぱ〜い♪」と鼻歌る私。違うっつーの。いやはやここ、曲以外に衣装もなつメロだ。青春のポップス?って感じ?その色はあかんやろ!っつー組み合わせが舞台上にあふれまくり。娘役は腹出してるし。カットがエグいし。しかも片手に光るカクテルグラスを!欲しい〜!キャトルで売ればいいのにぃ〜!花組のショーって、タモちゃん以降、カラフルな大勢が舞台狭しとひしめき合う!っつー伝統を守ってるよね…。アジアンとかビバとか思い出した。
チャーの歌は相変わらず不安定で弱いんだけど、もーダンスの素敵さったら!独りピンスポでステップ踏んでみんなが追随…なんて何気ない基本がもー超キマってる!舞台上のチャーの動きにフォーリンラブした私としてはたまらないシーンであります。永遠のだんな様:マミちゃんはそれこそ「どっちの足から風呂に入るか?」まで知りたいけど、チャー様はオフの姿は関係ないの…。純粋に舞台姿がこんなに好き、ってある意味スゴイと思う。特に踊り方と目線が好き。歌もかーなり好き…ボソッ。
それにしてもみーんな楽しそう。チャー様が端で待機してる間にもタマオさんが元気にダンシーング!層が厚いっつーか、ホント、踊りまくってるよなぁ。ほんわか花組からいきなり、踊りまくりになったねぇ。どっちも好きだわ。ミドリもチャーには全然合わないんじゃ?と思ったけど、お芝居といいショーといい、結構チャー様に丁寧に接してくれる様はいいかも。それにしても本当に楽しそうな歌だねぇ。途中、パーカッションのみにチャーの歌、ってとこは気を失いそうになった…抹殺したい。引き続き健闘を祈ってるわ、チャーリー。シェーカーを振る振りとか給仕コスプレ姿のコーラスとか、結構ツボだわ。

銀橋でのカクテル云々のセリフのところはもちょっと遊べると思うんだけど…いっぱいいっぱいかな?ま、楽に期待。銀橋のミドリとのかけ合いの歌は何気に面白い。歌詞をよーく聞くと微笑ましい。そして!今回ロケットがない代わり(?)にカンカン。何とオープニング衣装の下はパニエだったのねぇ。ああこれは圧巻!カンカン娘役大勢を従えたカンカンボーイのベスト姿のチャーリー。お得意のかかと落とし炸裂だ〜っ!上がる上がる!『ザ・フラッシュ』のなーちゃんを思い出した…。足が上がるたびに拍手喝采なのはちょっとウケた。ミドリにリフトされる場面は笑いも起きて楽しい。こっちの方が正しいのでは…?と思ったよ。いつも汗だくなチャー、激しい動きがちと心配。でも、いつもカッコ良く決まるのでした♪

次はダパンプかい!ビビった。こーいうスポーツシーンを男役がやるって実はスゴイ大変なんだよね。『ヒーローズ』や『美しき野獣』にも短パン姿の男役が出るんだけど、みんなオペコットタイツでごまかしてるの>足。が、しかーし!『カクテル』は素足だ!(何か履いてるけど)ガードの固い男役が膝辺りを出すってなかなかに冒険だと思う。ま、さわやか〜なバスケの場面で、んなこと考えてるのは私だけかもしれんが。いつもながらまーちゃんのカツラはめちゃ可愛い。一花ちゃんもなかなかのセンス。あすかの抜擢はまたしても謎。ここ、バスケを上手にダンスにしてて振付家はスゴイなーと感心。らんとむは黒いウェアのせいもあるけど、一目見ただけで敵役と分かるんですけど…すげー貫禄だ!全編ラップになるんだけど、めっちゃ上手いから「誰が歌ってるの?」といつも確認しちゃう。本当にハッチさんが歌ってるの?今まで宝塚でラップやる時は“ラップ風”のちとこっぱずかしー感じだったけど、このハッチさんは違う!うますぎ〜!宝塚史上最高の今風ラップだと思うなぁ〜。ここ、何気に審判と監督が渋すぎて好きだ。チハルさんなんてIDカードまでしてるし。花組の脇男役は飾りじゃなーい!ちゃんと激しく踊るのだー!ナイス、花組!ま、さわやかな勝利でジ・エンドなんだけどね。最後のポーズは謎。あすかに抱かれるオサ。めでたしめでたし。

場面はストイックな修道僧に。スターの修道服?はちと色が違うのね。“無垢で純粋”風アサコがそそります。ゆみこさん!珍しく色気のある役を…!感涙。思えばTCAの女装では笑いが起きてたのに…なかなか色気あるじゃないの!ファン層拡大にものすごく効果のある、いわゆるオイシイ男役同士の絡みがあります。一皮剥けたわねん♪
それにしても虐げられるアサコアサコアサコ…。わざとか?!わざとなんだな?!いいんか?!いいんだな?!っつー、意味不明の興奮状態、脳みそにアドレナリン(だっけ?)が激しくかけめぐる。恍惚状態のむぼーびなアサコに…出た!チャー様!ロン毛ピタパン姿でもーこれからの展開が手に取るように分かり(マミちゃんお得意のビースト系)、ついでにオペラも手に取って堪能。すごいよヤンさん…何考えてんだ?!左右にイヤイヤするアサコに覆い被さるチャー様。あんなことも…こんなことも…!ひょえーーー!アサコのブラウスの紐をっ!はぅっ!ぎゃーーー!ヒモを解いた〜ひっぱった〜!目が…目が離せないっ!ラストは宝塚の伝統、マントに包まれ昇天。暗転時、ついチャー様でなく、アサコを見てしまう…。だって恍惚の笑顔を!何があったんだぁぁぁぁぁぁぁ!

(余談:「ブラウスのヒモが良く見えないので色を付けてくれ」とゆー手紙を書いたファンがいるらしーです。>同感。暗転後いつも拍手が遅れるなーと思ってたチャー様、このシーンになるとオペラが一斉に上がるのを見て納得したらしい…お茶会より)

次の餌食はらんとむ。…が、誘惑するのはみとさん。単に陽気になっただけでした♪虐げられ系は君にはまだ早すぎるようだ。そしてあっさりここからラテンメドレーに。どっかで見たげな衣装連発.チャー様は真っ白な衣装、上着のリボンが可愛い♪テンポの速い歌は勢いで乗り切れるから結構得意そうだよね。(ex:ハバナダンディー)ミドリが笑わせてくれるけど、やっぱ上手いわ〜。そしてセクシー黒チャー様の登場。りらりらの衣装がセクシーで良い。あ、忘れてた、極楽鳥のともよん。男役で埋もれちゃって目立たないなら、こーゆー使い方はすごく賛成。チャー様と娘っこ2人のセクシーダンス、こーゆーのが見たかった、って感じだわ。娘役も粒ぞろいでいーんでないの。
さらに黒いデーハーな衣装でチャー様銀橋へ。暗転後はチャー・オサ・アサが残ってひと踊り。『カナリア』でこの並びが異様に気に入ったのに今回限りとは残念無念。

そして…。チハル、たまお、鈴懸さんの場面。ここ、トイレタイムなのか見せ場なのか理解不能。…が、結構好きだったりする。何を息殺して見てるんじゃー!私っ!チハルさんの超低い声にハマってるのかも。でも他の組では考えられない場面だね。脇系充実の花組ならでは、だよな。月に置きかえるとエリちゃんが歌ってコシリューとスエコはんが踊るような感じだろーか?あ、何気に見てみたいカモ〜!

そして…ナイト・クラブですね。若手3人の銀橋とかって大好き。ゆみこ・らんとむ・みわっちって三者三様ってゆーか、「各種取りそろえてござい!」って感じ。マミちゃんがタモちゃんやらコウちゃんやらと銀橋してたことを思い出す。将来のトップスターが必ず通る道。こういう演出って宝塚ならではだわ〜。好きです。
ミドリはいつも通りのダチョウ服。やっぱゴージャス・マヌカンって感じだよねぇ。宝塚によくある三角関係の演出。
ひそかに好きな(笑)チャーリーのエロティカ・セブン。初日、スタンドマイクの前に立ったチャー様を見て、“歌手風のダンス”?と思ったがまんま歌手だったぁ〜!ビックリしたぁ〜!でもあのハラハラ具合、ナウい(死語)曲に乗り切れないチャーリー(役名も)を愛す!間奏のダンスは…ここに出てるジェンヌのファンすべてが喜んでるんじゃないの?!ナイスな振付にノリのいい曲。このショーって全体的にいつもの花組より、娘役の邪魔が入らないっつーか、ミド・あきのいた頃はどの場面にも出てきて正直「ウザ…」と思ったけど、今回は控え目でよろしい。つーか、チャーリーが主役すぎ!これでいーんだ。いーのだ。
ゆみこの『oh!クラウディア』。まーこの人、何しても上手いわね〜!いい声してるよ。決してカラオケ風でなく、ちゃんと宝塚風で、でもダサくない。それにしてもエライ出世や!いきなし1曲通しで歌うなんて〜!クラウディアって誰やねん。

いつも通り汗だくのチャーリーが実際に汗を拭きつつ(ヨカッタね)、カウンターで一服。あーいるよな、こーゆーバーテンって!っつーハッチさんのさりげない名演技が光る。『ミッドナイト・サン』。チャーリーはお茶会でキツイから飲まない方が、と言ってたけど、そんなにクラクラするんかな〜。ここの「ちゃ〜りっ!ちゃ〜りっ!」コールには初日、笑いが起きて、ご自分もお茶会で「やっぱり笑うよね〜」と納得していた。

(続く…)

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