| 上 海 公 演 |
上海大劇院
99.11/6(土)〜 11/8(火) |
1.『夢幻花絵巻』 |
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会場の上海大劇院はすっばらしーーーところで、「こんなところで公演やっちゃっていいの?」って感じ。現地ではオペラハウスと呼ばれていて、ホント、あんなに大好きな宝塚大劇場が“田舎の芝居小屋”に思えてくるぐらい。広い敷地にどどーんと建っていて、ガラスの外観が美しい。敷地内に入るには公安のチェックがあるし、入り口への階段脇には階段状の噴水が。ロビーはシャンデリアが煌めき、高そうな絵も飾ってある。我が地元の愛知県芸術文化センターみたいな感じかなぁ。係員もべっぴんさんばっかり。スラッとしてて美しい。…が、プログラムは普通のオバチャンが売ってるし、入場ゲートも何もなく、扉の前で綺麗なオネエチャンがもぎってくれるだけのアバウトさ。ちなみに“ホタル”を持っての座席案内システムもありました。ここは宝塚と同じ。
プログラムは80元。(旅行の間のレートは1元=約13円。千円ちょいってとこですね)豪華でデカくて重い割には出演者より関係者が多く、宝塚と日本の宣伝といった感じで、“海外公演の歩み”みたいな特集があった。芸名はもちろん“立智美”なんて中国語表記になっていて面白い。ひらがなの人は勝手に変えられてるし。我らがマミちゃんは“真琴翼”。(ジェン・チン・イーですね)
座席もBOX席とかがあって、内装が歌劇場って感じ。席がとっても変わってて、どセンターが1番、以下上手に向かって偶数席、下手に向かって奇数席、と分かりにくいの。みんな戸惑ったのでは。施設のご立派さに比べ、座席間が狭く、奥の席に行くには先に座った人に立ってもらわないとムリ。傾斜や互い違いの配置は観やすくて良かった。
第1幕の『夢幻花絵巻』はお決まりのチョンパ。若干照明が暗めかも。まぁ、宝塚のピンスポットは世界一明るいらしいので、これは贅沢な注文かな?普通、チョンパで「おおおっ!」とか声が漏れるハズだけど、現地のお客さんは結構、喋りっ放しなのでちょっとザワつくくらい?マミちゃんの若衆姿は相変わらずキレイ。細面だと日本物の化粧が映えるのよね。意外だったのが檀ちゃん。洋物化粧だとせっかくの素顔が勿体無いという感じなのだけど、日本物の化粧はバッチリ!目元がほんのり赤くてものすごく色っぽい。この公演、檀ちゃんがとにかく人気で、私が買った現地の新聞なんて檀ちゃんの写真の方が大きかった…。何でも現地の人に言わせると、“現地の人が思う日本の美人”の条件を全て満たしているんだって。さもありなん、ホント美しい!
マミちゃんは♪すみれの花の〜と歌いつつ優雅に舞うのですが、舞台上方では電光掲示板による中国語訳が出ます。それを見てるのもなかなか楽しい。ラストの右手と左手をそれぞれ上下にする“インド舞踊”あるいは“エジプシャン・ウォーク”(バングルス…懐かしい!)みたいな振り付けが好き。続いて“迎春讃歌”。リカちゃんが仰々しい衣装で踊ります。ここのカゲソロ上手いなぁ〜。リカちゃんが木の後ろに引っ込むと、香港公演と同じく、羽による桜の花がパアアッと咲くわけです。中国人もビックリしたのでは?在中邦人の方々も驚いてました。
曲の終わりに赤い着物で飛び出す檀ちゃん。ここがもう、衛星中継の時も思ったんだけど、馬鹿ばかしいくらいの可愛らしさ!アンチ檀ちゃんの方を良くいろんなところで見かけますが、“もう許しちゃう〜”とか思わないんかな〜。いつもなら気になる首の前傾も日本物だと奥ゆかしい感じに見えるから不思議。それからここ、歌もカワイイ!マミちゃんだけでなく、檀ちゃんも中国語の歌を歌っているのね。(口パクだけど)檀ちゃんの声好きなので、全然OKですっ!赤い着物でテレくさそうに踊る檀ちゃんは本当に可愛く、最後は袖を胸の前で交差しつつ、舞台袖にパタパタパタ〜っと入るのでした。(カワイイ〜!おじさん化する私)
次は“沖縄幻想”だったかな。ユラちゃんはじめ、娘役がカスタネット(じゃないけど…)を鳴らしつつ踊ります。赤い足袋って不思議。(レッドベレーの靴みたい)あの帽子も不思議。まぁのんびり、ゆら〜とした曲なんですが、娘役がゆっくりと下手に捌けると上手からぷぷぷっ!鳩間節の男役が出てきます。
う〜ん。水戸黄門?もう、このずきん姿って剽軽で笑える〜!膝下のゲートル?(何て言ったらいいかわからん)姿もおかしいし。もう、鳩間節、大好きで、絶対に全部振りを覚えるぞ〜!とハリきってる私。中でもマミちゃんが腰に手を当て、ちょっとガニ股気味になって頭を左右に振って拍子を取るあの振り付けが最高!耳の遠いおじいさんみたいだ…。“フェロモン”リカちゃんの鳩間節も意外なミスマッチでなかなか楽しい。伊達男も何だか照れくさそう。振り付けもみんなスゴイ面白い!全員の“ハッ!”なんていう掛け声も大好き。グルグル回りつつ、幕が下りるなんて、素敵な演出〜!演出と言えば、ここの場面、装置のハイビスカスがとってもキレイ!鳩間節の“大騒ぎ”が終わって続く『花牡丹』。アツはじめ娘役が手に幼稚園のころティッシュで作ったみたいな花をつけて踊るんだけど、まぁ、しっとりした感じ?歌はなかなかいい曲。
次は“雄壮的筆獅子”。牡丹娘が舞台上に残るのはどうかな〜と思ってたけど、一応、セットに水墨画の牡丹があったから納得。隈取りの立さんが結構アップテンポに舞う。まぁ、宝塚でもお馴染みの筆獅子ですね。初日の6日、「後ろの筆の精にマミちゃんが出ていた」というウワサが…。すわ休演か!と思い、翌日から探してみたけど確認できず。ウワサだけが漣のように広がるのだった。真相やいかに?!ちなみに描かれた文字は“恭嘉”。何て意味?めでたい系だとは思うけど。
続いてタニくんのすみれ。上海旅行の私のキャッチフレーズは“マミありタニあり”。日本化粧のタニちゃんは何だか新鮮だった。歌はすごいキレイな曲で大好きなんだけど、まぁ北京の中継からはかなり歌えていてホッ。紐を持った娘役に囲まれ、男役冥利に尽きるよね。中にはコモちゃんもいたんだけど、同行の友人曰く「コモちゃんって綺麗なお嫁さんになりそう…」。ホント、日本物の化粧が花嫁化粧で、お人形みたいにキレイ。友人、「もっと前に生まれれば良かったのにね」だって。タニくんはものすご〜く変わったポーズでフィニッシュ、暗転。
そして待ってました!桜のボレロ!黒い壁の向こう、花びらが吹き上がります。後ろ向きのマミちゃん登場。手をフラメンコちっくに開閉。いつみても筋ばった男らしい手だ。それにしても若衆姿はやっぱりステキ〜!続いて登場の檀ちゃんもめちゃ美しい。美男美女、夢のようなひととき。ボレロはご存じの通り、めっちゃ長く、マミちゃんは上手、下手に優雅に移動し、出演者が入れ替わるのですが、マミちゃんだけが出ずっぱり。扇が2枚になり、アップテンポになるところが大好き。それからマミちゃんの“生着替え”!!舞台後方に捌けたマミちゃんがお風呂に入るみたいに床に膝をつき、ヨイショッと方袖脱ぐのですが、何かミョーにドキドキ!ジョルジュ・サンドやダークドールなど、マミちゃんの舞台上の“脱ぎ”が大好きな変態の私。脱いでまた舞台前方に出てくるときの「見て〜衣装変わったのよ〜ん」というような得意げなマミちゃんの表情も大好き。あと、檀ちゃんとの扇の受け渡しとか、そういう小っちゃなお気に入りポイントがある。“あ〜終わった〜”と思いきや何度もしつこく延々と続くボレロ。永遠に踊ってて…と思いつつ、いよいよクライマックス!扇を片手に止まったマミちゃんは女優らしからぬ汗を鼻の下にかき(ハナミズみたい…)、肩がちょっとゼーハーして鼻の穴がピクピクしているのだった。綺麗でとても長〜いボレロを一生懸命踊ってくれるマミちゃんに感謝!いや、謝謝!