月組1000days劇場公演 1999年8・9月


 ニューバージョンの螺旋を観劇。いろいろ変更がありすぎて大劇場からはまるで別物に…。変わったところを中心に。

 オープニング、タニのみんなよりのけぞったダンスが好き〜!柔らかいのねー。檀ちゃんルシルのカツラ、ちょっと後頭部が大きく見えるような…?ベルジェスは金髪になって凄みが増した。笑うと余計コワイのよ〜!大劇場よりニヤリ、とする場面が増えたみたい。アリオンはヅラになってた。お化粧も薄く、人間味がなくていいわ〜。カツラの色がとってもキレイ。アツは歌い方を変えて歌詞が明瞭に。♪朽ち果てた骸にうらら・る〜って何?って思ってたら♪群がるだったのね…。(スッキリした)マミちゃんもいつも通り螺旋階段の上、扉を開けて登場。ここまではいいんだけどォ〜。何とアデルと一緒に階段を下りてさ、舞台最前列で踊っちゃうのよね…。黒エンビの下界とは一線を画した2人の世界、っていうのが好きだったので残念。イヴはあんな風に踊ったりしないのよ〜。

  いつもハヌッセンの「総統に嫌われてね…」を、ついつい頭の中では「相当に嫌われてね…」と勘違いし、「あら大変ね」と思ってしまう…。ナディアがイヴの落とした帽子を拾ったあと、ちょっと切なそうに抱きしめるのを見て「あーこの頃からイヴが好きだったのね…」と発見。そしてこの場面のメイン、大好きなイヴの盆&セリ下がりがないのは痛い!♪螺旋を歌いながらちょっと急いで銀橋に出てきたイヴ、インチキセリで消えていくのだった。ま、いっか。ポーズは一緒だし…?

 まみファンお気にの“コートダンス”。セリ上がりでカッ!と目を見開くところが好きだったんだけどね…。イヴはセットの陰から出てきて、でも一応、カッ!はやってくれます。見逃さないように!前の席で見てたらアツのヒールの細いこと!よくあれで激しく踊れるなぁ。それから赤いスーツのスカートのスリット!結構エグいんだな。そこまで開けていいんか〜って感じ。

 次の場面、ゆらちゃんドミニクのセリフが変更に。大劇場の“天使”と“悪魔”の件が大好きだったのに〜!イヴの歌も変わってるし〜。“白い鳥”の歌じゃないの。この曲じゃドミニクのあの長いセリフは挟めないか…。でもこの歌もなかなかいいわ〜。“心のこもらないキス”のあとのゆら姉さんの熱いため息!(笑)「はぁぁ…」って震えるヤツ!いやぁ〜さすがですぅ。

 おっと檀ちゃんに1曲っていうか1フレーズ増えました。♪真夜中の月明かりっちゅーかなりのんきな歌ですが。うぉぉ〜。ここでもケロちゃんコワイよう!口調がまた優しくて不気味…。パリの若者のダンスナンバーも増えました。注目は男役の開脚!寝ころんで足をガバッと広げるのですが何ちゅー振りだっ!またも柔らか〜くのけぞるタニに釘付け!デスタン警部はより感傷的になってます。イヴがアントワーヌに言う「詩の一つでも書けたのか」っていう皮肉が好きだったのにカット。こちらのアントワーヌは詩人じゃないのかなぁ。名城あおいちゃんのベルナール(っていう名前なのかぁ〜!)、敬語になってた。「年輩者は敬うように!」って誰かが手を入れたに違いない…。

 そして螺旋のメインの幻想シーン。ここを観るために劇場に来てるのよ〜!イヴの眉間のシワはより深く、何でも挟めそうだった。ここのダンス、よく真似してます。左手で口を“言わざる”するところ!マミちゃんが銀橋でダンスに気付くんだけど、「ハッ!ダンスが始まってしまった!」って感じなのかな。走っていくし〜。その後、娘さんを3人連れたアリオンの少林寺拳法のような手の構えが好きだ。その後「はっ!」ってイヴを驚かすヤツも好き。あれは気孔って感じ?アデルS(複数形)の中にシーマンが…。いや、多くは語るまい…。アリオンの視線って超いやらしい!もー何ちゅう目してるの〜リカちゃん!マミちゃん、完璧に受けに回ってるのよね。なされるがまま、のマミちゃんもいいわ〜!リカちゃんてばいじめっ子!暗転時のタレちゃんのソロが懐かしいわ…。

 ベルジェスの手下には華路さんが戻ってます。最初はフランソワーズと見分けが付かなかったマダム・シャイエ。カフェのセリフ、長くて大変そう…。この場面、イヴが実はアデルのことが聞きたそうなのにグッと飲み込むところが何だかカワイイ。ナディアも意地悪なんだから。

 ベルジェスの迫力に押されて後ずさるアントワーヌ、いいわぁ〜。2人のキャラにぴったりの役を書いてくれてありがとう、おぎー!イヴとルシルの出会いの場面。いきなり踊り出すイヴ、かなり慣れた感じだからアデルは実はダンサーだったのかと。いつも2人で踊ってたのかなぁ。散々踊っておいて人違いだった、はないでしょ、イヴ!またまた好きな幻想シーン。イヴと3女の衣装のコントラストがいいのよね。そして忘れちゃいけない、アリオンのマントへのキス!一瞬アリオンの胸ぐらをつかむイヴだが、最後には屈する。リカちゃん嬉しそ〜う!イジワルッ!

 ハヌッセン登場の「お待たせした」が超好きな私。普段も使ってまーす!一度でいいから開演アナウンスでマミちゃんに「大変長らくお待たせした」って言ってほしい…。“アリオンのお散歩”はシヴィルと共にオケピットから登場です。あ〜ビックリした!シヴィルが客席にメンチ切るのが超コワイですぅ〜!

 占領下のパリ、ここでもイヴを心配しているナディアがいじらしい。戦闘場面の曲が変わったのは絶対にイヤ!アデルの♪ぬくもり〜の後すぐに足音がしなくちゃいけないのよ〜!そして♪幻想の終幕が流れなくっちゃ!ここにまたハヌッセン&ロジェのセリフが入るのよねぇ。「惨劇」とか「そこで死んだのです」なんて、分かり易くはなったかもしれないけどいらない!“忌まわしいナチの戦犯と汚らわしいスパイ”なんてさ、大劇場のハヌッセンはそんな意地の悪いことを言うおじさんじゃなかったよ!年取って頭が固くなったのか?!BGMもいま一つ盛り上がらないし。アデルの死に方も大劇場版の方が格好良かった!がーんって撃たれる感じでさ。そしてこの後の一連の場面、絶対にいらない!イヴはあんなところで歌っちゃダメ!死んだ人がむくむくと起き上がるゾンビの場面もダメ!♪お前が殺した〜(ヒドイ…)なんて歌わなくても…。アリオンのフレーズもいらない。♪歩き出さず何を待つってヤツ。この辺り、本当にやだ…。演出過剰なのよ。

 カフェの場面でのロジェのセリフも最悪…。「過去は過去だ。早く目を覚ませ」って。言わなくても十分伝わってるのよ〜。そんなメロドラマみたいなこと言っちゃだめ!

 アントワーヌの「決して金のために…」、ベルジェスの「金のためだ!それは立派な理由だ、このセリフ、友達同士で流行ってます。仕事がツライときに使うのよね。それ以外に何があるっていうの!?

 イヴ宅?での舞踏会。途中まではいいんだけど、狙撃前は最悪。別にさぁ、お涙頂戴の演出なんてなくていいのに…。イヴをかばうミレイユとかルシルって、何かヘン。大体、撃たれたか撃たれていないのか分からない方がいろいろ考える余地があっていいのに、あんな至近距離でモロ撃たれる今回のバージョン、あれじゃイヴが「生きる」ことを選んだ結末に説得力ないじゃん…。花嫁の場面、変わっちゃったのよね。やっぱりイヴがベールを剥ぎ取って「ありゃ〜別人じゃん!」っていうオチが欲しいな。曲も違うしさ。花嫁連が最初っから仮面を付けてるのは良くない。イヴも歌っちゃうし…。ここから突然イヴが饒舌に!あなたは無口でいいのよ〜。説明口調になっちゃってさ。イヴが心境を語るなんて…。愛する想いなんて、イヴは言わないのよ〜!さらにルシルが解説…。お前に何が分かるっちゅーねん!「もうたくさんだ…!」って言ってやれ〜!許せないのはルシルが急に大人っぽくなって言う「新しい朝と新しい世界をあなたに。イヴ」っていうセリフ!いらんわー!ルシルにそんな権限はない!確かにイヴがいろいろ気付くきっかけの一つではあると思うけど、そんなんで納得するイヴなんてイヤだ…。

 全体に大劇場版の“カリスマ”イヴが妙に人間味溢れるヤツになっていたのが残念。何も語らない演技でちゃんと伝わってたのにね。何の謎解きもない螺旋なんて…!でも初見のシロートさんは「え?何?話に付いていけないんだけど」って言ってた。じゃあ螺旋の持つ不思議な雰囲気はちゃんと出ていたのかも?まぁでも小っちゃくまとまってた、って感じ。時間も若干長くなっていたようですが、私にとっては大劇場版がベストだなぁ…。だってあの時点で完成してたもん。何もわざわざいろいろ付け足さなくても…。(涙)



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