『愛のソナタ』
宝塚大劇場月組公演初日〜 01年5月18日(金)

ついに始まってしまったこの公演…。
結論。この2本立てには喜・怒・哀・楽の何も湧かない!
強いて言えば“呆・眠”。3回連続で観たソナタ、一度も起きていられなかったのには自分でも落ち込んだ…。そこで、自らを奮い起こすために、もし一度も寝ないで“完賞”できたら、ご褒美に自分にプレゼントをすることにした。何が欲しいかな?そうだ、一度も寝なかったら高い大楽チケットを買おう!…なんて決めたほどだ。

大幅に改善されていると思ったのに…。プログラムでキムシンが開き直っていたのに呆れ返ってしまった。ネットのことまで持ち出して…。すごくムカつくコメントだった。大好きなマミちゃんのサ●ナラ公演なのに!ファン人生、『LUNA』からこっち、作品運には全然恵まれなかったなぁ…。『LUNA』 は『ゼンダ』のおかげで株が上がり、『ゼンダ』は『ソナタ』より百倍くらい素敵な作品だ…。『BMB』は大好きだから良かった。『ジャズマニア』はフツー過ぎてつまんなかった。そして『ESP!!』は…。

まず、『愛のソナタ』。
とにかく眠すぎる。エンディングの改悪には心底腹が立った。パタパタ…と袖から続々出てくる生徒に興ざめ。じゃ何なの?あの3つのグループは。テレーズとファニナルさんは不倫関係にでもなるっていうワケ?プラター公園のさむ〜いセリフは一体?あそこは笑うところなの?オクタヴィアンって、ゾフィーの前でそんなにお茶目な人だったっけ?

マミちゃんのカツラは東宝初期のパーマのかかってないやつが好きだった。夢々しくていーじゃないの。ま、でもパーマがちょっと伸びてて、東宝で定番化した縮れ麺系“はばたけ黄金の翼よ”ヅラよりは良かったかなぁ…。でもね、ファンが観たいのはロココまみじゃないのよ。何やってもキレイだけど、シンプルな装いの方がより美貌が映えるってもんなのよ!PJの完璧な美しさ…キムシンはPJを観たのだろうか?ああもう、すべてがロココ・ロココ・ロココ…。好きなのは寝巻きだけよ。マリアンデルの小間使い着もいいかな…。プロローグのベビーブルーも好きだけど、何も最後の公演で着なくても…ううう(号泣)。

楽しみなのは百歩譲ってプロローグ(ヅラがマシだから)、ベッド(できれば1時間40分、ベッドでゴロゴロしてほしい…それだけでいいの。おつかいになんて行かなくていーのよ)、マリアンデルのすべて、それだけ。
特に眠すぎるっつーか、必眠ポイントはピンク!ばらの騎士のすべてが眠い!3公演観ても決闘シーンはいつも爆睡だった。何故か起きるのはいつも、マルガレーテとテレーズが沈んでから。何か強烈なサブリミナル効果があるのだろーか?!と疑うほどだ。あの決闘シーンの間の抜けたBGMはやめて欲しい…びよーんぼよーーんってヤツ。「血・っだーーっ!」も心底サムイし、「傷つっけったっのっは〜(ダンダン!)ばらのっきっしーーーっ!」とかって死ぬほど嫌い。チュチュの踊り子も意味不明だし。(やってる人もかわいそう…上手ければ上手いほど涙を誘うのよよよ…)
子どものゾフィーにはもう何も感じない。慣れってコワイなぁ…。檀ちゃんのバカバカしいほどの可愛らしさって、人を脱力させるのよ。あそこはあれでいいの。可愛いから。檀ちゃんとチカちゃんととなみちゃんが首をフリフリ〜、日本って平和だな…と、地球的視野で見ることができるよ。

寒過ぎて好きなところもある…。オックス家来の意味不明のやり取り。
「お前どう思う?」「僕はお金なんかどーでもいい」「俺は欲しいね」
・・・・・1人ずつが唐突に発言、そして礼儀正しく下がる…。何なんだろう…。とりあえずカットされなかったことを喜ぶべきか?それにしても最近、頻用している「お前どう思う?」。本当はソナタファンなの?私…。

そうね、こんなアホらしー作品でも、他の組が演ってれば問題ないのよ。「何も考えずに観れて華やかでいいわね」くらい言って差し上げるわ、私。だがウチの組となるとそーはいかん!それに、サ●ナラ公演なんだぞーーーーーー!(激怒)しかもビデオにならないという…。

ウィーンに向かうオックス一行の♪うぃ〜んうぃ〜んっていう首フリについ、自分もやってしまう…さむっ。

ところでテレーズの部屋でベッド裏に隠れてるマミちゃんって何してるんだろう?絶対何かイタズラしてるに違いない…。この間観た時、大胆にもブラウスの胸元がガバッとはだけてて、ハラハラしたけど、ベッドから出てくる時には戻っていた…ホッ。

大体“初めて見た朝日”っていうのに説得力がない…。抽象的すぎるのよ。朝日ってそんなに感動的かぁ?!眠いだけじゃん。PJのリアリティあふれる歌詞が懐かしいぜ…。…とゆーワケで、最近は銀橋の主題歌のところから睡魔が…。まちおの「馬はいかがいたしましょう?」っていうセリフに催眠効果が…?!

貴殿っていうセリフが寒い。ゾフィー嬢も寒い。ファニナルさんの豹変ぶりもコワイ。貴族に加えてもらったばかりの人が伯爵様にたてついていいのだろうか…。
ばら騎士姿のマミちゃんが立ち去るところ、フェルゼンみたい。マントひるがえして。シリアス具合が全然違うけど。ベルばらならどんなに良かったことか…心底ノルさんがうらやましいよ…。

プラター公園、相変わらずベンヤミンは謎。花暢さん(私の癒し系)と、コシリューのダイナミックなダンスが見所。ここに出てる人、ここぞとばかりにみんな気合が入りすぎてて悲しひ…。唯一スピード感のあるナンバーだ。
オクタヴィアンとゾフィーのやり取りは真剣にサムイ。檀ちゃんの「えーー!」が唐突に響く…。ワルツも、テレビだったらチャンネル変えてしまいたいほど、照れくさい。ぬわぁにが星空がシャンデリアじゃっ!
ケロちゃんときりやんのダンサーぶりがまた悲しい。主要メンバーにチョイ役をやらせるな。通し役でいいの用意してやれ!
なっちゃんの歌は好き。手の振りをしょっちゅう真似してます。ここ、唯一楽しみなのは最後、オクタヴィアンが「はっ…」という顔でゾフィーを見つめて暗転するところ。こういう表情が美しいのよ、マミちゃんは。

「僕は死んだ…死んじゃっ・た」もよく使うセリフ。脚本って、明朝体縦書きで真面目に「死んじゃった…」とか書いてあるのだろうか?萎える…。
コウちゃんの歌は相変わらず『カントリーベア・シアター』してて好きなんだえけど、最後のハーモニーの素晴らしさに涙…。もっといい作品で聞きたかった。美しくハモればハモるほど虚しいのよ。
リヒャルトさんとアンニーナさんのさん付けに寒さを感じつつ、前から極寒だった「ハニャララホニャララ…」に合わせて、大劇場版では照明がチカチカするのに呆れる。ふぅ。でもこの辺りは元気!次がイーグル亭だから…。

マミちゃんは本当に男役を極めたっていうか、美人な小間使いさんなのに、女らしく微笑むと客席が湧く…。オカマさんになりきってるわ〜♪(ホメてるのよ)
「♪男爵さまぁ〜こち〜ら〜」って歌うマミちゃんが好きなので早く登場しないかな?セリフの声が高いのでノドが心配。ここのアドリブだけがマミリカの面目躍如って感じで楽しい。虚しい…マミリカをこんな風にしか堪能できないなんて。途中、マミちゃんが手を「ハイッ」てするのが「?」だったんだけど、音楽スタート!の合図だったのね。鈍いわ、私。セリフが「男爵様なんて大ッきらーーーーい!」だったのが「死んでやるぅ〜〜!」に変わっていかがなものかと思ったけど、可愛いから許す。ここはひたすら面白くていいのよ。しかし2時間っていうのは…赤面してしまふ。「明かりをつけないで♪」「口をきかないで♪」もテレちゃうわ。しかしどーーーこが「何と初々しい!」んだろう??
あのあずまや、引っ込むことなくずっと舞台上にあるけど、中には最初からミエちゃんが入ってるの?じゃ、マミちゃんの早替わりはミエちゃん、そしてリカちゃんも手伝ってるの?中がどうなってるのか、裏側から見てみたい感じ。楽しそうだなぁ。

「星になりたい」も何だかなぁ〜親近感が湧かない歌詞。おちゃらけ貴族が星になりたいなんて思うんだろうか…世を儚んでいるのか?大体星になるって、死んだ人だろー!去り際の「やって来た…風紀警察だハッ」とゆー、螺旋のイヴのよーな母音を残したシリアス調のセリフが嬉しい。お芝居に限って言えば、声がニヤニヤしてないイヴ&ドイル系のマミちゃんが好き。

ファニナルさんは体調悪いのに夜更けに情事の現場までごくろーさん。ちずさん登場の「使いの必要はありませんっ!」っていうセリフ、頭から声が出ているよーだ。じゃーんって曲が鳴るところなんて、いつも水戸黄門を思い出すの。あるいは植田芝居。赤いマリアンデルちゃん、なぜ唐突に髪の色が濃くなっているんだろう…。

ここから先はもうどうでもいい。あの仰々しい白い衣装大嫌い。あのカフスには腕が何本入るんじゃ!一体。そして主役そっちのけでオックス中心に進むあの数分間。マミちゃんを背景にするな!なげーんだよ!

そして急に舞台上はたった3人になりシーン。何なの、この落差は。ブツ切り過ぎるんだよ!テレーズに「何かを選ぶことから逃げる」って言われたけど、ゾフィーと恋愛すること=オクタヴィアンがまじめに人生に取り組むことなんだろうか…。ドタバタ芝居の最後にシリアス調になられても説得力ないよ。最後までコメディで終わればいいじゃん!

極めつけはやはりあのセリフでしょう。ま、それ置いといて、ゾフィーはたったあれだけのことで「世界中の男を引っかいて回りたい気分」になるなんてお先真っ暗ですな。そんなんじゃオクタヴィアンの恋人は務まらないよ。だからって「私を愛してる?」と唐突に聞くなんて…はしたない。告白してるも同然じゃん。断れないよ〜。大体さ、伯爵様なんて呼んでるなら「わたくしを愛していらっしゃる?」とかじゃん、フツーは。背を向けるオクタヴィアンにまた「伯爵さま…!」と哀願。断れんっつーの!ま、オクタヴィアンも「愛していまッッッッッす!」と言ってるからいいんか…。(力みすぎでマミちゃんのノドが心配)
これで全てメデタシメデタシなんて、観客をなめちゃイカンぞー!キスシーンがあるのはありがたいが、すごい進展ですこと。ニコニコ顔で登場のファニナルさん。あんた名家の人なら誰でもいいわけ?2人がくっついたのがそんなにも大ごととも思えないのに、テレーズも達成感いっぱい。オックスの足を踏むのに何か理由があるのだろうか…。
ここ、照明がバラ型なのよね。オシャレだね…そんなとこに凝らんと台本変えんかい!しかもショーでも使い回しているという…。

興ざめなのがラスト、パタパタパタ…と聞こえてくる足音。ご丁寧にもプロローグの衣装で全員が祝福してくれるのだ…。サムイ。足音消せ。さらに私の胸をえぐるつもりか…セリ上がり。コウちゃんはじめシューマッハら5人が後ろ、前にマミ&ダン…。揺れる白い娘たち。緞帳が下りる時には「はぁ、やっと終わったか…」と、寝ていたにも関わらず、どっと疲れるのだった。

時々、劇場を抜け出そうかとも思うけど、マミちゃんが出てるからやっぱり観たい。こんな心の葛藤を抱えて公演を観るのは本当にツライ。そしてこれがサ●ナラ公演だということ…。できるだけたくさん観たいんだけど、こんなんだから、余程いい席じゃなきゃ、増量しようという気にならない。LUNAからこっち、作品的にはしぼんでいくばかり…。まみファンおよそ10年のラストがこんな風になるなんて…思いは募っているだけに複雑。熱演してる組子すべてが悲しい。誰か見所あったら教えて…。

追伸:ケーキのせいかオルゴールのせいか、開演が2度も遅れるのに立ち会った…。呪われてるのか…?!


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