やっとベルばら運がめぐってきて、サバキで観ることができた。きょうのオスカルはサエコ。
立ち見までギッシリの中、着席。初舞台生もいるんだ〜!やっぱヅカファンのはしくれとして、初舞台公演は観なくちゃね。…などと思ってたら、何か場内の雰囲気がヘン。
・・・・・舞台装置の故障で開演が遅れるそうだ。結局、何度もアナウンスが入り、ワイヤーが切れたとか、取り替えてるとか、しばらくかかりそうとかすったもんだした挙句、1時間後に開演。困るよ〜後の予定だってあるんだし。立ち見の人かわいそう。
口上にカワイイねぇ、と顔を緩ませていると、懐かしい鐘の音が。そしておなじみ、マッシュルーム鬘の小公子たち。一緒に口パクしようと首を振り振りノッてると、♪御覧なさい、ゴメンナサイ ベルサイユのば〜〜〜ら♪と!歌詞が変わったのか?と思ってたけど、みんな笑ってたのでアドリブだったのね(当たり前か)。一応、開演時間が遅れたことを詫びてくれたらしい。みんな真剣。場内喝采。久遠さんだったのね。結構上級生なのに…ま、ベルばらは役が少ないから、この役も光栄なことなんだろうけど。
そしてタカコフェルゼン。見た目はバッチリOK!上手く化けたね。ヅラも衣装もセンスの良いこと!(ソナタと換えてくれよ…)が、許せない点が。
ベルばらといえば、なじみの深い花組、なつめフェルゼンを真っ先に思い浮かべる私。何度もビデオで観たからね。当時はあの花組版は“踊るフェルゼン”と言われ、かなり変わったベルばらだったらしい。(のちの月組編を観たら何でもアリだな〜としみじみ思った)その花組版の主題歌で大好きな♪愛の面影。
何も宙組版でも使わなくてもいいのに…書き下ろしてもらわなかったの?何でも東京の星でも♪我が名はオスカルを使ってるのよね、ヘンなの。
その大好きな♪愛の面影の歌い方がちょっと…。たかちゃん、望郷では上手いと思ってたけど、何故、ところどころ裏声になるんだろう…。♪振り向けばっ…で裏返られるとホント、居心地が悪い。何故…なぜ…そんな歌い方になるの?いつものたかちゃんでいいのにーーー!しょっぱなからこれで、主題歌扱いだったら劇中、何度も繰り返されるのだろうと思うと許せなかった。
マンガのアントワネット様にはちょっと笑った。きっと扉になってて開いたらハナフサが…と思ってたらその通りだった。ハナちゃんも何だか、いつもの張り切った元気な歌い方ではなく、オペラ調でつまんない。♪グロリアス!みたいでいいのにーー。
やっぱりオスカルの扉も開いた(笑)。サエコオスカルは可愛いけど妖艶すぎ!歴代一の色気ムンムンオスカルでは?それは私の中で『誠の群像』の印象があるから?!ヅラもちょっとなー。ド金髪すぎない?外国の男性雑誌のグラビアみたい。モンローとかセクシー系のブロンドなのよね。ま、いいけど。サエコは伸ばす音の震えが気になる。寒いのか?って感じで。でも女っぽくてなかなかいいのかも。ジェローデルやアランが惚れるのは分かる。きっとフェルゼンも惚れてしまうはず。ただ、サエコオスカルだと、ロザリーに憧れられない感じ?何か、女の敵的な色気があるもの。魔性のオスカル!
ミズのアンドレは、オスカル観てないから分からないけど、本人の持ち味からしたら絶対にアンドレの方が合うのでは?黒髪がすごくいいもん。この組み合わせだと背が逆転しちゃうけど、組み合わせ的にはこっち!
金の燭台がグルグル〜っていうのはかなり恥ずかしいが、ソナタの巨大ケーキよりはよっぽどマシ!それにしても舞台上、すべてがゴテゴテしてて素敵!ベルばらはこうでなくっちゃ!新調のその他大勢の衣装は何だかなーと思ったが。
ストーリーはぶつ切りでワケ分からんが、やっぱり泣いてしまった。舞台上、一度も会ってない(プロローグ除く)オスカルとアンドレがいきなり今宵一夜になるのは唐突だった。今宵一夜はサエコの女っぽいお尻にまたビックリした。可愛いオスカルだなぁ〜♪ラブシーンは何度観てもヘンなかっこだけど、あの様式美はかってるよ。
アンドレが死ぬ場面、どこで銃声が鳴るかもバッチリ覚えてるくらい好きな場面。やっぱ泣いた〜!続くオスカルの戦闘のシーン、セリフだって振りだって完璧よ!十字架に掲げられるクサイ場面もやっぱいいわ〜。「フランス、ばんざい…」と私も心の中で唱和しつつ、場面転換。ブツ切りの印象はそこかしこで。
気持ち良い涙の後、いきなりフェルゼンなんだもん…。悲しみに浸れないわ。
確かなーちゃんも「何故そこで歌う〜踊る〜!」と言われてたが、タカちゃんも踊ってた(笑)。行けフェルゼンには今までにないリアルな映像に大爆笑して肩が震えた…。いかんいかん、すぐ後ろに立ち見の人垣があるというのに。タカちゃんは自分の馬車の後ろで道があんなにウネウネとしているのを知ってるんだろうか…。スターウォーズのバイク(何て名前だっけ…?)みたいだった。何ちゅースピード感!
休憩は10分カットだったような。
後半はあっちゅー間。すぐにフィナーレ突入だった気が。さららんはじめ、村人っつーの?あれが何とも植田芝居っぽくてサイコー!かっぺ風、説明口調などなど。
ハナちゃんの汚れ役っつーか、やつれ芝居に胸を打たれた。美貌を封印しても雰囲気あるねぇ。マミちゃん●団後は私も、アントワネット同様一夜で白髪になりそうだよ…。大階段を使った断頭台のシーンは何度観てもナイスアイデアだと思う。沈むフェルゼンの後ろで布が外されて大階段登場…フィナーレ。お見事。
フィナーレはラインダンスに尽きる!世界中でいちばん、何度も観たラインダンスがこれ。マミちゃんの姿が見たくて、何度も何度もビデオで見たからものすごく覚えてるの。ああダメ…この前奏が始まっただけで落涙。かたや初舞台、かたやサヨナラ公演の何たる差よ。マミちゃんの舞台姿が走馬灯のように脳裏を駆け巡り、もうただただ泣けて死にそう。端から見たら私は“感激にむせぶジェンヌの肉親”に見えたかもしれないくらい、怪しい泣きっぷり。私はその時、すべての幸せなジェンヌとファンに嫉妬した。しょうがないことだけど。あのヘンな顔の振り付け、まぬけなその場ジャンプ…。ひな鳥ちゃんたちの中から、71期生のようにもしかしたら4人のトップスターが出るかもしれないね。縁起いいよ、こりゃ。
サエコが出てないなー、と思ったらアンドレ役しか出ないんだって?もったいないなぁ。大階段はとっても可。黒エンビ最高!なーちゃん時みたく、シリアス調でお願いしたかったわ。ちょっと曲がメジャーじゃない?♪宝塚我が心の故郷だっけ?あーやなこと思い出したよ。マミちゃん、サヨナラショーで歌ってなかったっけ?
階段のボレロは振り付けがゆっくりでつまらない。2人のファンじゃないから面白くなかった。宙組はガンガン踊るところが好きなんだけどねぇ。伝統あるんだろうけど、つまんないなー。最後のポーズはとっても好き。
パレードのあまりのギンギラギンさに微笑ましくなった。ベルばらは、宝塚はこうでなくっちゃ!とウンウン頷く私だが、自分の贔屓の組だとそうはいかん!また『愛のソナタ』を何十回と観るかと思うと頭が痛くなった。ベルばらは好きなんだけどね…。
宙組って淡白で、ちょっと物足りない私。それにオスカル&アンドレが若過ぎて、あまり感情移入できないなー。…と言いつつ、星組のベルばら観たら、「ちょっと年取りすぎ…」なんて思うんだろう。都合いいな〜。
終演後は謝罪のアナウンスのみ。払い戻しか?と淡い期待を抱いたけど…。せめて金券とかさぁ。近鉄払い戻して正規運賃で新幹線に乗ったのは痛かった。ファン人生で貴重な経験ではあるけれど。だって7時に終わるなんてね〜珍しいよね。途中で帰らなくてはいけなかった人たちに心から同情するよ。