院長挨拶
Ⅰ.[治療態勢]
精神疾患は急性発症で不安定な為、不安や恐怖でとまどったり、慢性で安定していても急に悪くなることがあります。そのため当院は初診も含めすべて予約は必要ありません。診療時間内であればいつでも診察します。また当院に通院中の方には、診察時間外でも緊急であれば24時間電話対応をしています。年齢層は小学校高学年から高齢者まで広範囲の方々を診察します。
眠れなくて苦しい。いつもと何か違う。不安がつづいて動悸や呼吸困難になる。誰もいないのに声が聴こえてくる。苛々して怒りや興奮が自分で抑えられない。自分は他人に「空気がよめない」といわれる。発達障害ではないか、うつ病ではないか、とインターネットで調べても分からない。
そんな時は、一人で悩まずに当院を受診してください。
Ⅱ.[初めて受診する方の診察内容]
初診は問診に時間をかけます。問診から精神療法が始まります。これまでの苦しみや思いのたけを医師が受け止めます。予め整理してメモを持ってくる必要はありません。メモを読み上げるより、感情もありのままに出していただきたいのです。その後、看護師介助の上、身体診察を行います。身体疾患を見逃すことは命に関わります。この初診時の身体診察によって、脳腫瘍や甲状腺疾患などが発見されることがままあります。
問診後、処方する薬の説明をします。精神療法と薬物療法が治療の両輪です。
自立支援医療費(精神通院用)制度による医療費軽減を説明し、希望する方には当日に診断書を書いて、窓口で渡すことを原則としています。以上が初診時の内容です。
また当院は、患者さんの利便性のため院内処方です。診察終了後、会計時に薬も窓口で受け取っていただけます。
再診以降血液検査、心電図検査も施行します。糖尿病をはじめ他科の治療を必要とする時は、信頼できる専門の医師に紹介します。
当院受診に紹介状は不要です。精神的な問題を感じたら保険証を持って受診して下さい。