愛・地球博 体験記
EXPO REPORT

センターゾーン  Center Zone
公式HPセンターゾーン
 
※万博の各パビリオン内は、携帯電話の使用、カメラ・ビデオ撮影、録音、飲食、喫煙禁止されています。マナーを守って利用しましょう。

グローバルハウス  愛・地球広場  バイオ・ラング  水と緑のパビリオン  こいの池  ロータリー館

センターゾーン所在地
<グローバルハウス>
GLOBAL HOUSE
グローバルハウス(昼)


出展: 2005年日本国際博覧会協会
協賛・協力: ソニー 読売新聞社 NEC キャノン 野村ホールディングス 新日本石油 NHK 産業技術総合研究所 VSN 東芝 浜松ホトニクス ダイキン工業 兵庫県 豊岡市 日本通運 伊藤忠商事
HP: 公式HP

<コンセプト>
Only One Earth
 〜自然の叡智と人類の想像力〜

 地球はただ1つ。この星を失わないために、「自然の叡智」に思いを馳せることがグローバル・ハウスの展示テーマです。人類や地球の起源を解明するための研究は今後も続けられ、人類の活動領域はますます拡がっていくでしょう。そのあらゆる局面において「自然の叡智」からのメッセージを、想像力を働かせて感じ取っていくことが大切です。21世紀の未来がそのようにして描かれることを、私たちは願っています。

<構成>
ブルーホール
 ソニーの新開発技術を用いたレーザー・プロジェクション・システムによる映像体験。 幅約50m、高さ約10mの2005インチ・シームレススクリーンという世界最大規模の迫力の大画面。レーザービームを用いたシアターは、11chの迫力ある音響と高精細、高解像度による鮮やかな色再現性を誇る。
注意:映像で大きな音や点滅する光が出る場面があります。心臓に疾患のある方、点滅する光を見て痙攣を起こした経験がある方は、観覧を控えてください。

オレンジホール
 NHKが開発した世界初の超高精細映像システム、600インチの大型スーパーハイビジョンスクリーンと、22.2チャンネルの立体音響で、生命の美しさ、多彩さを精密に描き出す最新のシアターを備え、開催期間の前半と後半に分けて、2本の作品を上映。また、「自然の叡智」と「人類の想像力」の関わりを解き明かそうとする最先端プロジェクトの研究紹介や、世界中から集められた貴重な資料を展示。
 ・「地球・いのちを育む惑星」
  前半に上映するのは、地球に生きる人間と生き物の営みをカメラで追った「地球・いのちを育む惑星」。大型スクリーン一杯に広がる雄大な自然のパノラマは「あたかもそこにいるかのような」臨場感に溢れ、超高精細の画面は小さな生き物の動きや表情、花びらの一枚一枚にいたるまで鮮明に映し出す。
 ・「大地の色」
  後半は 「色」にこだわって地球の美しさを見つめた映像詩。初夏の大樹の匂いたつ緑、古都を彩る紅葉の赤、合掌造りの山里にきらめく雪の白。太陽の光が大地で織りなす多彩な色を、日本の季節の変化にかさねながら鮮やかに映像化する。
注意:映像で大きな音が出る場面があります。心臓に疾患のある方は、観覧を控えてください。
エキシビジョン・ゾーン(オレンジホール内)
 人類の想像力をテーマに、人類と環境の歴史を探る最先端の研究成果を6つのゾーンで紹介。世界各地から寄せられる人類の財産ともいえる貴重な展示品が並ぶ。聴覚や視覚、触覚といった自分の生の感覚を通して体感するという実験的な試みも行われている。
 ヒトが生まれた日
 ・マンモスが倒れた日
 ・都市を築いた日
 ・夢を手にした日
 ・宇宙から地球を見た日
 ・未来が始まる日
  オレンジホールでは、最新鋭のカード型音声情報端末によるシステムで展示物に関する解説などを行う。
グローバルスタジオ(オレンジホール内)
 万博情報を全国に向け発信しする、NHKの特別スタジオ。放送がない時にはNHKの様々な映像素材を使った体験ができる。
読売ワークショップ(オレンジホール内)
 会場内の取材記事を作成。抽選で、オリジナル来場記念新聞を発行する。

マンモスラボ
 約1万年前に絶滅したとされるユカギルマンモスを、シベリアの永久凍土より発掘し展示。標本と、その資料をもとにすすめられている、マンモス絶滅の謎を解明しようとする研究の最前線を紹介。

<環境への取り組み>
パビリオン
 愛知県立青少年公園内にあったアイススケート場と温水プールを、それぞれブルー ホール、オレンジ ホールの会場として、そのまま利用。

<開館時間>
9:00〜21:00
<観覧所要時間>
ブルーホール⇒マンモスラボ 約60分
オレンジホール⇒マンモスラボ 約50分
マンモスラボ 約1分30秒

体験レポート
<オレンジホール⇒マンモスラボ> その1
 グローバルハウスは、「ブルーホール」と「オレンジホール」、そして冷凍マンモスを展示する「マンモス ラボ」に分かれており、「ブルーホール⇒マンモス ラボ」もしくは「オレンジホール⇒マンモス ラボ」の2コースに分かれているらしい。受け取った整理券は「オレンジホール⇒マンモス ラボ」コースとなっていた。
 入場前にホール外で、NHKスーパーハイビジョンカメラによる動画撮影。モリゾー、キッコロに向かって大きく手を振ってみましょう。そして入場。まず、なにやらカードを受け取り、首にぶら下げる。どうやら、ホールの展示物それぞれの前で、解説などを聞けるカード式の無線イヤホンらしい。使い方などを聞いた後、いよいよスーパーハイビジョンシアターへ。入場前に撮影された動画映像(音声なし)も映し出され、自分の顔がはっきりくっきり見える。スーパーハイビジョンは、600インチ大画面と、22.2chサウンドシステムによる、なんともすばらしい映像と音響だ。けっこう感動しました。そして世界の”宝物”を展示する「エキシビジョンゾーン」へ。ここは、地球誕生から現代までの地球上の歴史を集めたゾーンで、様々な化石、発明品、人工衛星そして「月の石」が展示されている。
 博物館好きの私は、ここで2時間も見入ってました。ちなみに月の石は、大阪万博で展示されたものとは別物で、1972年に持ち帰ったものらしい。他にも、NHKのテレビスタジオや読売新聞のワークショップも。NHKは会場内の中継基地に、そして読売新聞では抽選で合成写真の記念新聞を発行してくれる。残念ながら、当選できませんでした。読売新聞は、地球の誕生や生物の誕生なども新聞風に紹介展示。新聞広告も洒落っ気たっぷりで、けっこう面白かったですよ。
 いよいよオーラスは冷凍マンモスとのご対面。上下2段になった動く歩道に乗って見物です。1分程度で通過してしまうので、ちとあっけない感じですね・・・。マンモスの模型は、エキシビジョンゾーンに展示されています。
<オレンジホール⇒マンモスラボ> その2
 グローバルハウスのスーパーハイビジョン映像は、いつ見てもすばらしいです。そしてエキシビジョンゾーンに移動。前回入ることができなかったNHKグローバルスタジオが開放されており、入ってみました。中では、壁や床に映される映像のを体に受けながら見ることができる映像シャワー(約3分)が体験できます。スタジオは、放送や収録がないときのみ開放されています。そして読売新聞社のオリジナル記念新聞の抽選には、今回もハズレてしまいました。展示の説明は、以前にじっくり聞いたので、ほぼスルー。しかし、月の石など宇宙開発関係のブースは興味が惹かれます。最後はマンモス。今回は人も少ないので、上下2段の動く歩道の下の段で、間近で見ることにしました。冷凍マンモスの横では、パソコンの画面でマンモスの研究成果を紹介しているのですが、画面が見づらくじっくり読めないのが残念です。
<ブルーホール⇒マンモスラボ>
 グローバルハウスの集合時間が近くなったので向かい、15分ほど待っていよいよ入館です。入口のエスカレーターを下り、オレンジホールは左へ行きましたが、ブルーホールは右へ行きます。シアターに入る前に、ブルーホールで使われているスクリーンなどの映像技術を、モニターで紹介。注意事項などを聞いた後、シアターに入場します。ブルーホールのレーザードリームシアターは、スケート場をそのまま利用しているので、中はとても広く、しかも空調も効きがいいようです。右よりの座席に座り、映像を堪能します。2005インチ(10m×50m)もあるスクリーンは、オレンジホールのスーパーハイビジョンにも負けていません。画質では負けるかもしれませんが、やはり視野が広い大画面は、迫力が違います。映像は、世界中の自然の風景や生物などが中心。スクリーンが横長のため、3台のプロジェクターを使っているんでしょうか、画像の継ぎ目が気になる場所もあります。しかし、すばらしい画像を見ることができました。
 さて、3度目のマンモスと対面。今回は混み合っていたので、比較的空いていた2階通路から。3回も見ると、感動があまりありませんね・・・。

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<愛・地球広場>
EXPO PLAZA

愛・地球広場(昼)
協力・協賛: 松下電器 NTTドコモ 朝日新聞 テレビ朝日 朝日放送 名古屋テレビ トヨタ自動車 豊田自動織機 トヨタL&F中部 ユニカ HAL

<コンセプト>
 愛・地球広場では、愛・地球博が掲げるコンセプト「地球大交流」を具現化するために、世界の人々と情報通信技術やデジタル映像技術を用いて行う地球規模の交流と、広場で開催するイベントを通して世界各国の人や文化に直接ふれあう等身大の交流を行います。

<構成>
 夕方には、石井竜也がプロデュースするパフォーマンス・ショー「妖精たちの森林舞踏会」を開催。妖精と精霊の楽しい舞踏会が広場を踊りの輪で包む。

<ショー開催時間>
17:00〜18:00(天候、催事により中止の場合あり)

体験レポート
<精霊たちの森林舞踏会> その1
 愛・地球広場で行われるデイリーイベントのミュージカル「The Forest Fairy’s Ball 〜精霊たちの森林舞踏会〜」が行われるので、広場へ移動。人工芝の上に座って見ます。広場は、所々にきのこ型のスピーカーが置かれ、登場人物の台詞はすべてスピーカーから流れます。ただし、肉声ではなく口パクです。最初は精霊たちが広場の客の合間を行き来したり間近で演技し、その後ステージ上に舞台を移します。石井竜也氏のプロデュースで、様々な精霊たちが登場します。
 ストーリーは、都市に住んでいた自然の精霊たちが、都市の自然が減少したため森に帰る。森の精霊が環境破壊を続ける人間に仕返ししようとするが、都市に住んでいた精霊が人間をかばう。ヒロインが精霊から人間に生まれ変わり、人間に自然からの訴えを伝えようとするという内容。ミュージカルは、エキスポビジョンの映像も交えながら進んでいく。
 それにしても、このミュージカルをはじめ演劇などしているパビリオンもそうですが、毎日やってるんですから出演者はすごいです。
<精霊たちの森林舞踏会> その2
 前回は途中で抜けてしまったので、今回は最後まで見るつもりで前の方に陣取ります。周りは家族連れが多いです。クライマックスの部分は前回見ていないので、どうなるか気になるところ。ヒロインの妖精が、羽を取られて人間に生まれ変わるというシーン。早着替えかと思ったが、ラストのカーテンコールでは2人のヒロインが登場。入れ替わってたんですね。しかし、舞台を間近で見るというのはなかなか迫力がありいいです。

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<バイオ・ラング>
バイオラング(昼)
水と緑のパビリオン(昼)
<水と緑のパビリオン>
BIO・LUNG
WATER & GREENERY PAVILION


<コンセプト>
 地球温暖化など、深刻な環境問題に歯止めをかける、「バイオ・ラング」。花や緑で埋め尽くされた巨大な緑化壁で、その植物の力によって二酸化炭素の吸収・酸素の供給、夏期の気温の低減など、都市生活環境の改善や環境負荷の軽減を図ります。

<構成>
天空鎮守の森

 バイオ・ラングの頂への植栽出展。自然と人間の共生の原点を再現。
水と緑のパビリオン
 水と緑、人との関わりを紹介する。3Dシアターでは、木曽川における治水技術を紹介。

<環境への取り組み>
水循環
 排水量を少なくするため、一部を中水施設により処理し、再生水としてトイレ洗浄水、散水利用水として使用。

体験レポート
 水と緑のパビリオンは、その名の通り、人の生活と切っても切り離すことのできない存在の水と植物をテーマにしたパビリオン。中に入ると、水の営みや川についての豆知識、河川水防や植物を使った実験のようすをパネルで紹介。中央のウォータースクリーンにはモリゾーとキッコロが浮かび上がります。そして3Dシアターでは、木曽川の昔と今の様子を伝えます。東海豪雨を思い出し、水のありがたさと恐ろしさを改めて思い知らされました。

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<こいの池>
KOI Pond
こいの池(昼)


協賛: アサヒビール KDDI 毎日新聞 ブリジストン

<コンセプト>
 「自然と寄り添う未来を夢見る」―「自然の叡智」に学び、21世紀の新しい文明をつくりだす知恵について多くの人々が感じ、考え、そして美しい未来の夢をみる時間と場所を演出します。ため池である「こいの池」の豊かな水景と樹林をステージとした空間に、「自然の叡智」を象徴するメインキャラクターが登場し、自然とのかかわりを体感的に表現したストーリーを展開することによって豊かな未来への期待感をメッセージします。

<構成>
 こいの池ナイトイベント「こいの池のイブニング」は、長久手会場センターゾーンの「こいの池」において、アメリカの現代舞台演出家ロバート・ウィルソンの演出により、博覧会史上最大級の屋外型ナイトイベントを展開。イベント開催中は、周辺の通路で立ち入り・通行規制がある。

<イベント開催時間>
20:00〜20:30(天候により中止の場合あり)

体験レポート
 こいの池のイブニングは、池の中央からサルが出現し、ウォータースクリーンには映像が流れます。正面の観覧席に席を取ります。イベントが始まる直前には満席になり、あとは立見席となります。観覧席は、イベント終了まで入ることはできません(途中退場は可)。サルは、瞬きしたり口を動かしたり向きを変えたりと、楽しませてくれます。以前に何かの番組で紹介されていましたが、音楽や歌声に合わせて口を動かすため、大変な仕事と聞きました。さらに、関係者には無線でカウントダウンを行い、そのタイミングも合わせているようです。

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<ロータリー館>
ROTARY HALL


出展: 国際ロータリー第2760地区2005国際委員会
HP: http://rotaryhall.expo2005.or.jp/

<コンセプト>
 ポール・パーシー・ハリスが1905年に創始したロータリークラブ。ロータリー館は、友情の交換と国際親善をテーマに。

<構成>
 館内にはロータリークラブ100周年を記念した展示コーナーや会議室、貸しホールがある。

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© AICHI-univ.Night-GolfClub 2005.
Photo:© AICHI-univ.Night-GolfClub 2005.