愛知県 稲沢市 国府宮4丁目 あさひ治療院(マッサージ、鍼灸,針灸,はりきゅう) 8)「太る」理由は3つある
9)肥満とダイエット
10)運動の効用
健康の法則
 
8) 太る理由は 3つある
(1)脂肪 太り(満)  原因は、食べ過ぎ、運動不足、遺伝 など。
(2)水 太り(むくみ、水、浮腫)
 
・全身のむくみは病気です。
   原因は、腎臓・心臓・肝臓・甲状腺の異常、水分代謝をつかさどるホルモン の異常など。
 ・足だけのむくみは、病気とは限りません。
   
原因は、長時間 立っていたり、座っていると、なることが多い。(体の水分が、重力で 足のほうに 下がるからです。)
(3)筋肉 太り  筋肉トレーニングの たまものであり、健康的な体です。
 
9) 満と ダイエット
@ダイエット という言葉の語源は、食事療法 という意味です。
  それが、いつのまにか やせる為の食事療法 という意味にかわって、
  最近ではさらに、単に やせる という意味で使われているようです。
ダイエットを するほうがいいか、しなくてもよいか、の判断基準
 ・体脂肪率が高い人(肥満の人)は、
  食事の量を減らし
(特に牛肉や豚肉などの白身(脂身)、鶏肉の(脂肪)、洋菓子など)、
  運動量を増やすのがよい。
 >食事の量を減らすには、食事日記とグラフ をつけて、食生活を反省するとよいでしょう。
  (水と空気以外、口に入れたものは基本的に全て、種類を記録する。)
 ・BMI が少ない(やせている)人は、たくさん食べて、体重を増やすのがよい。
 ・(体型がちょうどいい人は、とりあえず そのままでもよい。)
正しいダイエット というのは、普通の生活=健康的な生活 をすることです.
 ・楽をしてやせようというのは、基本的に邪道です。
  一般に、〇〇ダイエット と名のつくものには、間違ったものが多いようです。
  特に 単品しか食べないダイエット は、栄養のバランスが悪く、健康に悪いので、やってはいけません。
  また、短期間に急激にやせるのは、リバウンドしやすいようです。
  食事制限なし、運動不要、リバウンドなし、というものも、怪しいものが多いようです。
@いろいろなダイエットと、効果の考察
・計るだけダイエット(NHK.ためしてガッテン などで紹介されました。)
 肥る大きな原因は、食べすぎと運動不足です。
 体重を量ってグラフを描くだけで、体重が減るはずはありません。
 体重を計ってグラフを描くことで、食べる量を減らしたり、運動をする動機付けになることはあるでしょう。
 やせるためには、食事の量を減らして、運動量を増やすことが必要です。
・発芽玄米ダイエット
 発芽玄米には、肥る成分と、やせる成分があるようです。
 肥る成分は炭水化物で、やせる成分はGABA(γアミノ絡酸)などです。
 どちらの効果が強く作用するかは、一概には言えないでしょう。
 したがって、発芽玄米を食べても、必ずしも痩せるとは限らないようです。
満の原因 (別の表現)
・後天的要因(約7割)
 (生活習慣
食べ過ぎ と 運動不足)
 (生活環境:地域、家庭、職場、友人などからの影響)
・先天的要因(約3割)
 (一般的には遺伝)
 1)食べ過ぎ
 
2)運動不足
 3)遺伝
 ・太りやすい遺伝の人でも、食事や運動 に気をつければ、肥満になるのを 防ぐことができます。
 ・空気 をいくら飲んでも 吸っても 肥満にはなりません
親が満であると、子供も 満に なりやすい
 ・理由1:「子供は 親の背中を見て育つ」という ことわざがあります。
       親が「食っちゃ寝・食っちゃ寝」していると、子供もまねをして「食っちゃ寝・食っちゃ寝」しやすい。
 ・理由2:遺伝
@部分やせは可能か?
 特定の部分の脂肪を減らすには、その部分の筋肉をよく使う(動かす)ことが必要です。
 筋肉を動かすと、その周辺の皮下脂肪が「遊離脂肪酸」となり、血液中に溶け出して、エネルギーとして使われやすくなります。
 (例えば、腹筋運動をすると、腹の脂肪が減る。)
 ・ただし、全身の体脂肪率が高い人は、部分やせではなく、からだ全体の脂肪を減らさなければ意味がないでしょう。
@中年太りの原因
中年に限らず、肥満の基本的な原因は、
エネルギー(カロリー)の
摂取量が多く消費量が少ない
               
食べ過ぎ と、運動不足、基礎代謝が少ないことです。
中高年になると、エネルギーの摂取量(食事の量)が変わらなくても、
エネルギーの消費量(運動量と基礎代謝量)が減るので、
余ったエネルギーが 脂肪となって、体にたまって太る。
    ← エネルギ-
余り現象
   
 

 
摂取量
(食事)
  消費量
(運動・基礎代謝)
@脂肪の分解
脂肪の分解は、物理的分解と、化学的分解 の2つが考えられます。
1.物理的分解とは、皮下脂肪や内臓脂肪などの脂肪細胞の中にある中性脂肪が、遊離脂肪酸として、血液中に出てくることです。
2.化学的分解とは、遊離脂肪酸が、酸素と結合して、エネルギーを出して、水と二酸化炭素になることです。
マッサージと脂肪の分解
マッサージをすると、皮下脂肪や内臓脂肪の中性脂肪が、遊離脂肪酸となって、血液中に溶け出すことが考えられます。(物理的分解)
この遊離脂肪酸は、基礎代謝や運動のエネルギーとして使われます。(化学的分解=脂肪燃焼)
したがって、マッサージをすることで、体の脂肪が分解されるきっかけになると考えられます。
@体の脂肪を減らすのに 効果的な運動。
有酸素運動
  運動によって、脂肪細胞の中の 中性脂肪が、遊離脂肪酸となって 血液中に出てきて、
  運動 や 基礎代謝 のための エネルギーとして 消費されます。
 (脂肪を燃焼させるためには、有酸素運動を20分以上続けないと効果がないという説がありますが、これは間違いです。
  脂肪は、人間が生きるために必要なエネルギーなので、24時間・365日いつも燃えているのです。 )
筋力トレーニング: 筋肉の量が多いと、基礎代謝量が多く、脂肪をエネルギーとして 燃焼しやすい.
ストレッチ: 体の柔軟性が高まり、血行が良くなり、新陳代謝が良くなり、エネルギーを消費しやすくなります。
 
10) 運動 の効用  3.新陳代謝血行をよくする。
 4.脂肪を減らす。
 5.ストレス解消 など。
1.骨と筋肉を強くする。(早歩き または 大また歩き がよい)
2.臓・肺の機能を高める。(20分以上続けるとよい)
@有酸素運動 と 拍数
 ・有酸素運動 の適度な強度は、脈拍が 約120回/1分(約2回/秒)のときです。
 ・脈拍以外の、運動強度のチェック方法としては、
  気分的に 心地よくて、きつくないこと。(マイペース、ニコニコペース)(汗の出方は、季節によって 異なるので、あまり参考にならない)
@有酸素運動 の種類
 ・単純に 運動の種類 では決まらないが、一般に、ウォーキング、水泳、エアロビクス などがあります。
 ・ジョギングは、体力のない人には、脈拍が上がりすぎて、無酸素運動になることもあります。
 ・ふだん運動をしない人が、健康増進 や ダイエット のために 運動をはじめる場合は、ジョギング より ウォーキング が無難です。
@汗をかくと やせるか?
 ・汗をかくと 体から 水分が出るので、そのぶん体重が減るが、水を飲めばまたもとに戻ります。
 ・しかし、同時に エネルギー が使われるので、ある程度は 脂肪 が減ることになります。
 ・ただし、脂肪を たくさん減らすには、運動 をすることが重要です。